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インフィニット・ストラトス 黒剣の死神と謳われた天才
VTシステム 前編
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満月さんのゆうことも分かる。彼女は恐らく一年の中でも一番強いだろう。だが、彼女は他と違って、協調性が無い。

「彼女は、協調性が欠けています。そんなのは、いくら強くても、邪魔になるだけだ。」

俺がそういい放つとボーデヴィッヒはパートナーである篠ノ乃箒をワイヤーブレードで投げ飛ばした。よくあんなので軍の部隊長が勤まるな!

「ほら、今だって、パートナーを投げ飛ばしましよ。あんなの役に立ちません。」

「それもそうだな。」

「社長、満月隊長、静かにしてください」

俺らがしゃべっていると横からモニカさんが小さい声で言ってきた。相変わらず真面目だなこの人は

「ハイハイ。あ、篠ノ乃がやられましたね。」

「これで、二対一だな、ボーデヴィッヒは終わったな」

織斑が零落白夜でデュノアの動きをAICで止めているボーデヴィッヒに斬りかかる。ボーデヴィッヒはそれをかわしたが、織斑は今のでAICの弱点に気ずき始めたみたいだ。

「しかし、社長。ボーデヴィッヒ選手の機体にはもしかしたら、“あれ”があるかもしれませんよ?」

モニカさんが小さいな声で耳元にしゃべってきた。

「確かにそうですが、それは学園側に任せましょう。めんどくさいし」

俺がそう言うと、ズガンッ!!!と重たい音が鳴り響いた。アリーナの方を見ると、デュノアがボーデヴィッヒにシールドピアスを放ったみたいだ。うわ〜しかも、連発し始めたし、エグいわ。四発目を打ち込んで、ボーデヴィッヒのISは強制解除の兆候を見せた始める。ーだが、次の瞬間異変が起き始めた。

「ああああああっ!!!」

ボーデヴィッヒは身を裂かんばかりの絶叫を発しながらISが通常ではありえない黒いドロドロしたものになって、ボーデヴィッヒを飲み込んでいった。

「おい、真理あれはまさか!」

「エェ、そのまさかですね」

俺達はあれを知っている。あれはVTシステム。世界が禁じられたシステム。シュヴァルツェア・レーゲンだったものは、『あるもの』に変貌した。

「まさか、『ブリュンヒルデ』織斑千冬の暮桜になるとは、コレはコレで面白いな」







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