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王道を走れば:幻想にて
第四章、幕間:爛れた部屋 その2 ※エロ注意
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イ=ギィは膣内に温かな液体が迸っていくのを感じ取る。これが精液であると知るには一秒も掛からなかった。

「きたぁぁっ!!精子っ、いっぱいきてる・・・!!」

 女を孕ます胤。雌を拘束する白濁とした液体。膣内を埋め尽くしていくその感覚に彼女の身体は震え、乳首がびんと立った。チャイ=ギィは朧のように薄れそうになる意識の中、それを何とか現世に引き止めながら理解する。この全身を駆け巡る雷のような悦楽が、絶頂というのだろうと。 
 慧卓の陰茎が引き抜かれて、精子が裂け目より溢れていく。横倒しとなった彼女は体内に残る男の穢れによって大きな幸福を感じていたが、臀部よりビリっと走る新たな快楽の波に驚いた。慧卓の指が彼女の肛門を撫でているのだ。膣を弄られるのと同程度の悦楽にチャイ=ギィはしどろもどろとし足を閉めようとするも、その前に慧卓が彼女の脚を掴んで開かせた。精液が膣部より溢れるのを傍目に、彼は己の滾った肉槍を相手の肛門へと摩らせる。チャイ=ギィは不安と期待が混じった声を上げる。

「そ、そこに入れるの?そんな・・・汚いのに・・・あっ、あああっ・・・!!」

 菊門の皺が消える。陰茎が入っていく事によって肌が引っ張られているのだ。老廃物よりも大きく熱い異物が、よりにもよって身体の仕組みに逆らって侵入してくる。にも関わらずチャイ=ギィは得も言われぬ悦楽を感じて為すが儘となり、陰茎の挿入を全て受け入れてしまった。
 筆舌にし難い快感が彼女を襲い、同時に慧卓にも襲い掛かる。もしかしたら、これは膣以上のものになるかもしれない。そう思わせる程彼女の腸内は素晴らしく、性的な行為に従順であったのだ。

「かっはっ・・・やぁ、これぇぇっ、駄目ぇぇっ!病み付きになるっ!!御尻っ、気持ち良すぎぃぃぃっ!!」

 まだ動いてもないのに彼女はそう叫ぶ。生来の資質に依拠するものであるが、道徳に反する肛門姦という行為自体に非常に大きな興奮を抱いているようだった。膣を穿られる時は天にも昇るような気持ちとなったのだが、肛門を抉られる際に感じる快楽はまるで別だ。
 肉質のある衝撃が臀部を駆け巡る度に、腸内を独特の圧迫感が埋め尽くしていき、チャイ=ギィの意識を寝台の上へと引き摺り落としてくるのである。それまでの性に対する価値観や貞淑さなどを根底から引っ繰り返すような行為は、頭ではやってはいけないと理解しつつも実際には止められない。寧ろこの抽送が愛おしくて堪らない。二律背反する情念が彼女の心を卑猥な桃色で染め上げていく。

「あっはぁっ!!ケイタク様っ、ケイタク様っ!!好きですっ!ケイタクさまも、ちんぽも好きぃぃっ!!」

 寝台にうつ伏せで横たわり足を大きく開かされながら、チャイ=ギィの臀部を陰茎が掘削していく。愛液とは違った発情した雌の汁が溢れていき、陰茎に絡みついて
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