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王道を走れば:幻想にて
第四章、幕間:爛れた部屋 その2 ※エロ注意
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ぉおお・・・駄目・・・もうやめてぇぇっ!!死んじゃうっ、死んじゃうから駄目ぇぇぇっ!!!」

 嬌声のような悲鳴のような声が漏れるが慧卓は耳を傾けず、精子を出していく。枯れるという言葉がトリップ状態の彼には全く通じていなかった。彼は眼下で喘ぐ女の情感の篭った表情を見るのに飽きず、脚にキスマークを施しながら腰を振っていった。
 無限の如く続くかと思われた強烈な抽送は、突如、慧卓が我に返ったように躍動を止めた事で、漸く中止された。両者は荒げに荒げた息を出す。膣内全ての空間を埋め尽くさんとばかりに精子が出された状態での終焉であった。

「あっ・・・ああっ・・・死ぬ・・・もう、駄目」

 力尽きたようにアリッサは呟く。慧卓が彼女の脚を離した途端、アリッサの身体が横へと崩れ落ちてしまった。陰茎が膣から抜かれると、どっとばかりに精液が溢れ出た。屁でもこくような音を立てながら女陰より青臭く白い液体が溢れていく。真っ赤に染まった彼女の身体には汗が何粒も伝っており、これ以上の行為は危険だと思わせる程であった。
 慧卓は水差しから直接水を含むと、ぐったりとしたアリッサを起こし、口伝いに直接飲ませていく。ほとんど為すが儘に彼女はそれをごくりごくりと飲むと、息を吐きながら再び寝台に横たわった。精力剤を嗅いだとはいえ、激しき生殖に身体が持たなかったようだ。
 だが、薬を服用してしまった者同士の場合はどうなるのか。それを証明するかのように、慧卓は水分を補給した後にチャイ=ギィを見据える。彼女は膣部を掻き乱しながら慧卓を今か今かと待ち構えていた。

「け、ケイタク様・・・早くっ、早くっ・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・チャイ・・・」
「はいっ・・・」
「今からっ、手加減抜きで犯すぞ・・・いいな!?」
「はいっ!犯して下さい!!!」

 二人は言葉と共に互いに抱き合い、乱暴に唇を交わした。普段から外気に触れる事が多いのかチャイ=ギィの唇はかさつき気味であるが、舌による好意の表現の仕方は特筆に値する。その絡め方は無邪気といって過言ではなく、犬の交尾を彷彿とさせた。蕩けるような火照った息が鼻面に吹きかかるため、慧卓は横を向いて接吻を止めざるを得なくなる。しかしチャイ=ギィは唇で応じられなくともいいとばかりに、慧卓の頬や項に求愛の印を付けようとしていく。

「んんっ、じゅるっ!!んむっっ!!」

 薬によって散々に気を高められながらも焦らされ続けた結果、今のチャイ=ギィは正に性欲に飢えた獣といっていいくらいであった。自らのやりたいと思う事を平然とやってのける姿は淫蕩であり、ある意味では女性としての欲求に非常に素直である。
 アリッサより僅かに身体の起伏が無い身体ではあったが、修羅場を潜り抜けてきた御蔭か身体つきは引き締まっており、可憐というよりも美しいと
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