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王道を走れば:幻想にて
第四章、幕間:爛れた部屋 その2 ※エロ注意
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の肉感も合わさって新しい効果を得られるだろう。
 そして、その効果は抽送時にこそ大きく発揮される。慧卓は我慢という言葉を忘れたか力強く腰を打ち付けていき、その瞬間にアリッサの両の眼は衝撃で見開かれる。亀頭が急所を抉り、更には子宮口に食い込んだのだ。その快楽たるや、正常位や騎乗位の比ではない。一突きを受ける度に全身の性感帯から刺激の波が走り、愛液が噎せるような勢いで溢れているのではと錯覚してしまう。
 また慧卓は、胸筋から肩にかけて感じる凛々しい女騎士の脚は何よりの馳走と心得ているのか、時折足首や脛の辺りに深い接吻を落としている。これがまたアリッサの壺を突いており、彼女の身体を扇情的な赤みで彩っていった。

「ああああっ、あああっ、深いの良いぃぃいいっ!!!これっ、絶対孕むぅううっ!!」

 近衛騎士としての姿は何処にもなく、またアリッサ=クウィスとしての理性も無い。一匹の雌としてつがいの雄に興奮を覚え、生まれ持った柔らかで繊細な肉体を揺らしている。女陰を深く抉っていく一方で、慧卓は涎だらけとなった左手を彼女の乳房へと運んで円を描くように揉み、掌や指で上品な形をした乳首を蹂躙する。口唇や性器とは違う第三の性感帯を弄られて、アリッサは先程以上の速さで追い詰められていく。鈴口が女体の最奥を叩いてくる動きが意識を猛烈に揺さぶり、アリッサを堪らなく興奮せしめていた。
 抑えようとも思わぬ喘ぎ声が何度も彼女の情欲をそそる口元から溢れ出し、正面で激しく自慰をするチャイ=ギィへと投げつけられる。目前で行為をする二人が羨ましいのか、瞳は切羽詰まったように潤い、淫汁が彼女の指をしとどに濡らしていた。びくりと、アリッサが痙攣して歓喜の声を上げる。腰元では慧卓の身体が落ち着いており、精嚢がびくびくと震えていた。あの奔騰のような射精を一番奥の所で受け止めているのだろう。

「ま、また出たぁぁ!!ケイタクっ、出してばっかりなのに、なんで濃いままなんだぁぁぁ!!!」

 言葉の抗議とは裏腹に表情は満ち足りんばかりの淫らな欲求で覆われていた。精液の熱さや濃厚さを受け止めたい。肉槍の硬さを膣全体で咥えこみたい。そんな思いが彼女の肉ヒダを無意識に蠢かせ、凄艶なる娼婦の技と同等の悦楽を慧卓に与えていた。まるで極細の鞭で陰茎を締め付けるようだが、その刺激こそ慧卓の勃起を助長するものに他ならなかった。
 射精をしているのに関わらず慧卓は再び腰を動かしていく。膣が引っ込むか押し込むかという状況に関係なく、尿道から鈴口へと精液が駆け巡って射出される。水飛沫でも掛け合っているのかといわんばかりの水音が両者の陰部から漏れて、それを上回るように肉がぶつかり合う音が響く。互いに筋肉質という事もあって音はよく響き、聴覚を伝って部屋に居る者達の心を掻き乱していく。

「あああっ、硬いよぉ
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