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王道を走れば:幻想にて
第四章、幕間:爛れた部屋 その2 ※エロ注意
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 びくりびくりと陸に上がる魚の様にソ=ギィの汗ばんだ裸体が痙攣し、組み伏せられている慧卓の身体にしな垂れかかっていた。強烈な絶頂と興奮を立て続けに感じた結果、二度目の射精を受けて意識が焼け落ちるように失われたのだ。膣部に挿入された硬い陰茎との間から事後の残滓が溢れてきており、精嚢を伝いとしながらシーツへと落ちていた。 

「情けないなぁ。若いのになってないなどと言っておきながら、最初にやられてしまうとは」

 傍に居たアリッサがソ=ギィの身体を持ち上げる。亀頭がはみ出た途端に膣からは後を追うように精液がぼたぼたと毀れ出してきてしまう。一滴一滴が濃厚で、黄ばみすら見て取れる程の濃さだ。かなり多くの精子を注がれた事は間違いなさそうだ。ともすれば妊娠してしまうのではないかと勘繰ってしまう程に。
 寝台にソ=ギィの熟れた身体を横たえると、アリッサは慧卓の体を起こすのを助ける。一方的な情事のせいで息が大分切れており、行為を続けるためには暫しの休息が必要だった。一・二分か休憩を挟むだけで余裕を取り戻したのは、日々の弛まぬ鍛錬の御蔭どもいえよう。
 アリッサは眉に掛かったブラウンの髪を小指で払い潤んだ瞳を見せ、慧卓の頬に優しく接吻を落とした。意識を向けてきた彼の唇を何度か啄むと、相手の肩をそっと撫でながらアリッサは仰向けに寝転がる。凛とした均整の取れた身体が無防備に晒され、燭台の光によって身体が淡い興奮の色を帯びているのが露わとなる。一度注がれた精子が彼女の桃色の膣部から毀れていた。

「・・・ケイタク、私にもう一度くれ・・・」
「はぁ・・・はぁ・・・アリッサぁ・・・」

 連続した射精に理性の箍は完全に外れているようだ。慧卓はアリッサの腰元に身を落とすと、肉棒を掴んで遠慮無くアリッサの女陰の中へと押し進んだ。硬さと熱を全く失わぬそれに対してアリッサの肉体は大いに悦び、彼女の表情も淫蕩としたものとなっていく。

「んんんっ・・・まだ、全然硬いぞ・・・どうなっているんだ、ケイタク?」

 愛おしげに下腹部の俄かな膨らみを見遣っていると、アリッサの口元に慧卓の左手が運ばれてきた。熱帯びた柔らかな頬を撫でるそれをアリッサは右手で捕まえて、男らしさのある角ばった指先を口に含んで吸い、何よりの好物であるかのようにしゃぶる。淫猥な音が零れていく中、慧卓はアリッサの左脚を持つ、己の右肩へと伸ばすように抱え込んだ。

「ちゅる・・・ちゅぅ・・あっ、この体勢もいいな」

 所謂松葉崩しの体位であった。男女が足をV字に交差させる事により、より深く男根が膣内へと突き刺さるようになり、高い性感を得る事が出来る。反面肩に担ぐと女性の脚に負担を掛けるため、あくまで愉しむためならば太腿の上に置くのが理想である。互いの膣部が真っ直ぐにぶつかるよう腰を振れば、太腿
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