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ヘタリア大帝国
TURN70 ドクツ軍の崩壊その八
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の」
 俯いた顔でユーリに述べる。
「だって。これ以上戦っても皆が苦しむだけだから」
「降伏してですか」
「皆の安全を約束してもらおう」
「確かにエイリスはそうしたことは律儀に守ってくれますが」
「だから私のことはいいから」
 ムッチリーニは己のことはいいとした。そして。
 ユーリにもこう告げた。
「ユーリちゃんのこともお願いするから」
「いえ、私のことは」
「悪いのは全部私ってことにすればいいから」
 それで他の皆が助かるからいいというのだ。
 ユーリはムッチリーニのその顔を見た。そこには揺るがない決意があった。
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