月光校庭のエクスカリバー
第1話
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Side 渚
「で、こっちが小学生の時のイッセーなのよー」
ライザーの一件からそれなりに、日が経ったある日のこと。
「あらあら、イッセーくん、全裸で海に」
「ちょっと朱乃さん! って母さんも見せんなよ」
今日は家でオカルト研究部の会議をやる予定だったのだが、母さんが持ってきたアルバムでそれどころではなくなった。
ちなみに、起床時に僕の部屋でひと騒動あったのは割愛させてもらう。え? 何があったかだって? リアス先輩が全裸で僕の隣に寝てたんだよ・・・・・・・・。しかも、タイミング悪くリアス先輩は起きちゃったのが何よりもきつかった。男性特有の朝の生理現象を見られたのだ。いや、もう過ぎたことは忘れよう・・・・・・・。
「そして、これが渚が幼稚園の時の写真なの」
「あらあら、これは・・・・・・・」
「・・・・・・・見事な美少年です。いや美少女ですか」
どうやら、母さんが見せたのは幼稚園のお遊戯会の時に、劇の主役を僕がやった時の写真のようだ。あのころは、美少女みたいな美少年で通ってたからな・・・・・・・。懐かしい。しだいに美少年みたいな美少女になったのはショックだったけど。
「「小さいナギ(くん)・・・・・・・・」」
リアス先輩と朱乃先輩が小さいころの僕の写真を見つめている。アーシアさんは兄さんの写真に釘付けだ。
「「幼いころのナギ(くん)幼いころのナギ(くん)幼いころのナギ(くん)幼いころのナギ(くん)幼いころのナギ(くん)幼いころのナギ(くん)幼いころのナギ(くん)」」
二人はぶつぶつとつぶやいている。軽く怖いんですけど・・・・。
「朱乃、あなたたちにもわかるのね」
「ええ、もちろんですわ」
なんか二人で通じ合ってるみたいですね。まさか二人にはショタコンの気があるのだろうか?
「お、おい! 木場! お前は見るな!」
兄さんが祐斗の手からアルバムを奪おうとするが、祐斗はそれをひょいっと避ける。
「ハハハハ、いいじゃないか。もう少し、イッセー君とナギのアルバムを楽しませてよ」
兄さんはさらに祐斗に飛びかかるが、祐斗はひょいひょい避けている。地味に実力の差が出ているな。
「くそ! 渚、手伝ってくれ!」
「ん〜・・・・・・。別に写真くらいいいじゃないか」
兄さんに助けを求められるが、僕は手を貸さずに静観することにした。
しばらく、兄さんと祐斗を見ていると、祐斗が予想外のものを見つけたといった感じで動きを止め、兄さんも何事かと祐斗の見ている写真を覗き込む。
「イッセーくんにナギ、これに見覚えは?」
なぜか僕も呼ばれたので、その写真を見る。その写真には昔近所に住んでいた女の子とその親
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