暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0243話
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た。

「ほら、キラ。このマリネ凄く美味しいわよ。……でもこの味、どこかで食べたような……」
「あら、なかなかの食通ね。そのマリネはオーブ政府御用達のお店の物よ」

 俺の腕からその身を離し、フレイと談笑するレモン。

「来月のユニウス条約の式典には?」
「私は一応、プラントの代表の1人として出席予定ですわね」
「キラは出ないのか?」
「僕は特に役職に付いている訳でもありませんし。それにモルゲンレーテでの仕事がありますしね」
「何をやっているんだ?」
「M1アストレイの水中仕様機の開発です。水中戦に対応するプログラムがちょっと難しくて」

 水中用MS? つまり……

「第二MS開発部か?」
「え? ええ。よく知ってましたね。あそこはそれ程名前が知られてないんですが」
「あそこの主任のコウ・アスカとはそれなりに付き合いがあってな。と言うか、本来はアスカ一家も招待するつもりだったんだが、忙しくて辞退されたのにキラは良く来れたな」

 俺のその言葉に苦笑を浮かべるキラ。

「アスカ主任が、僕は戦争を終わらせた功労者なんだから今日くらいは息抜きをして来いって」
「なるほど。それで恋人2人を連れてパーティに出席という訳か」
「あらあら、キラの恋人だなんて……照れますわね」
「ちょっ、アクセルさん! 僕は別に……」

 顔を赤くしながら照れるキラ。そんな様子に苦笑を浮かべながら忠告してやる。

「いいか、優しいというのは確かにお前の美点だろう。だが、優柔不断になるのだけはやめておけよ」
「……はい」

 まぁ、恋人が3人もいる俺が言えたアドバイスじゃないんだろうけどな。
 そんな風に数分会話をし、キラ達は他の参加者の下へと去って行く。

「恋愛関係に関してアドバイスするなんて、アクセルも成長したものね」
「そう言うなよ。これでもそっち方面は苦手だと自覚してるんだから」
「自覚、ねぇ。以前俺に恋愛関係は得意分野だとか言ってたのは誰だったっけ?」

 俺とレモンの会話に割り込んできたのはムウだった。隣にはナタルとレイの姿もある。

「ムウか。あの時は浮かれてたんだよ」
「だろうなぁ。マリューがアクセルの事を気にしていたのに全然気が付いていなかったし」
「へぇ、それはちょっと気になるわね」

 横から声を掛けて来たのは、話に出ていた張本人のマリューだった。

「マリュー、マードック達はいいのか?」
「ええ。技術班の皆と話が弾んでるようだから、邪魔しちゃ悪いと思ってね」
「これは、ラミアス艦長。お久しぶりです」

 反射的にだろう、ナタルが敬礼をしながらマリューへと挨拶する。
 そんな様子のナタルをマリューは苦笑しながら窘める。

「ナタル、もうアークエンジェルの艦長は
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