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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第10箱 「ええ!…ゆ…夢の中まで?」
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これは……学校の教室……かな?


「やあやあ!驚かせて悪いね。劉一君 君とめだかちゃんのバトル……もっと見ていたかったけど 僕も君に会いたかったんだ。だからそれに免じて驚かせたのは許してくれないかい?」

その子は、笑いながら……そう言った。

……なんだろう?

不思議な感じがする。


「……許すも許さないも何も無いよ!別に後ろから声を掛けられたからって 僕は怒ったりしないしね。 ええっと……君は僕の名前は知ってるみたいだけど。僕は君のこと知らない…… 君の名前はなんていうのかなっ?」

不思議な感じがしていたんだけど、劉一も……つられて笑いながら話す。


「あはははッ!悪い悪い!言ってなかったね。僕は安心院なじみって言うんだぜ。で、親しみを込めて君には≪安心院さん≫って呼んでほしいな。」




安心院さん……。

ああ……思い出したよ。

おぼろげにだけど……。

僕の夢に来ちゃったんだ……。

でも、何で身体が僕と同じくらい??

えっと……まぁ置いといて……。




「あんしんいんさん……≪あんしん≫…… あははっ!何するにも安心できそうっ。 うん!わかったよ。安心院さん!よろしくねっ?」


劉一は、笑いながら手を差し出した。

その手を見た安心院さんは……。


「へぇ……やっぱり君は変わってるね。」

さっきまで普通に笑顔だったのに 何故か目を細めだした。

「え……?どうしたの……? 握手は嫌いなの……かな?安心院さん。」

劉一は拒まれるような気がして、ちょっと驚きながらそう聞く。

「……いや、嫌いなわけじゃないぜ? ただ君は君の夢の中に知らない可愛い女のコが来て話しているって言うのに何も驚かないのかい? その事実は、驚かせることが好きな僕にとってはちょっぴり傷つくんだぜ?」

安心院さんは、何かムスっとしてた……。


「ええと……ええ〜……そういわれても……。 確かに、僕 ちょっとは驚いたけど…… 傷つくほどだったの?」

「あっはっはっは!気にしすぎだよ?随分可愛いな?キミは。」

「うぅ……からかった……??」



遊ばれているような気がする……。

でも、互いに苦笑しあっていた。







「えっと……。 僕に何かようがあるのかな?安心院さん?」

劉一は笑いながら聞く。

「ああ!話がちょっとそれちゃってたね。君に会いに来た理由はね……。」

笑うのをやめた安心院は突然真顔になり……。





「劉一クン。僕と付き合ってくれないかい?」





っと一言!

…………………………
…………………………


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