第百十一話 反則じみた不動ぶりだよな
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およそ人が肉弾戦で出せる最強のものだった。
それが傷一つ、揺らぎ一つ起こすことができなかった。
だがそれでもフレンシアは、決して闘悟の失敗を落ち込んではいなかった。
彼女は魔力視認の持ち主だ。
以前、闘悟の魔力を卵にして例えたが、その卵がまだ完全に割れてはいなかった。
それどころか以前と少しだけ亀裂が大きかっただけだった。
そこから漏れ出る魔力が、今の魔力だった。
闘悟はまだ全力では無い。
いや、全力どころか、遊んでいるのではと思うくらい闘悟から感じる魔力の根は深過ぎていた。
(トーゴくん……あなたはどこまで……)
自分の目を疑いたくなるくらい闘悟から感じるものは異質だった。
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