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真剣で武神の姉に恋しなさい!
放課後 朝の決着そして・・・
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。朝みたいな手加減なんていらない。全力で来なさい!!」

「ああ。そのつもりだ!!」

 二人は構えを取る。

 そして二人から膨大な気が放出され、川神市に若干の振動が走る。

「それでは。両者はじめ!!!」

 鉄心の合図と共に武神と鬼神が真っ向からぶつかり合った。

 ぶつかり合う気の奔流はすさまじく、結界全体に激震が走った。

 気の奔流のせいで結界の中は光に包まれ中の様子がはっきりとはわからない。

 その光の中から最初に出てきたのは千李だった。

「ぐっ!やっぱりパワーが強いのは百代の方よね」

 考えていると百代が追撃をしてくる。

「せい!」

 百代は前傾姿勢を保ったまま突っ込み、千李に全力の拳を叩き込もうとした。

 だがまたしてもそれは空を切った。

「ちっ!またか!だけど、そこにいるのはわかっているぞ姉さん!!」

 言うと百代は左足で回し蹴りを放つ。

 それは後ろから百代に不意打ちをかまそうとした千李にあたる。

 そのまま千李は舞台の端まで吹き飛んだ。だが百代はそれに不満そうだ。

「くそ!浅かった。あれじゃまだ、姉さんにダメージを与えられない」

 そのとおりだった。吹き飛ばされた千李は片手で体勢を立て直しまた構えを取る。

「さすがに今のは危なかったわよ。百代。まさか朝のアレだけで見切られるとはね」

「当たり前だ。私を誰だと思ってる?姉さんの妹だぞ」

 百代は何を言っていると言う風に千李を見つめた。

 その様子に千李は軽く鼻で笑う。

「フッ……。それもそうね。じゃあ、今度はこっちから行くわよっと!!!」

 千李は百代に向かって駆け出す。

 そして百代の懐に入った瞬間また千李は消えた。

「その手はもう飽きたぞ姉さん!!」

 百代はすぐに千李が現れるであろう後方に、裏拳を放つがそれはまた空を切っただけだった。

「残念。こっちよ!」

「えっ!?馬鹿なまた前に……うぐ!?」

 千李の拳は百代の腹部を直撃し、さらに千李はそこから腕に捻りを加えた。

 直撃を受けた百代は先ほどの千李と同じように吹き飛んだが、何とか体勢を立て直し千李に向き直った。

「ハァ……ハァ……。今のは一体どうやったんだ姉さん」

「それはこの試合が終わってから教えてあげるわよ」

「……それもそうだな。だが、姉さん忘れてないよな?」

 百代は千李に対してにやりと笑う。

「私にはこれがあるってことを!」

 言うと先ほどまで苦しそうだった百代の顔が見る見るうちに治っていく。

「……瞬間回復……ねぇ」

 百代の傷が癒えていくさまを見て千李はつぶやいた。

「そうだ。これがある限
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