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真剣で武神の姉に恋しなさい!
放課後 朝の決着そして・・・
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っと放ってれば黙るに決まってるだろう!何事かと思ったぞ」

 百代はため息混じりにそういった。

「それには俺も激しく同意」

「私も〜。なんか千姉様ずっと怒ってるのかと思っちゃったし」

 二人もほっとしていた。

 そんな三人を尻目に千李は心底うれしそうだった。

「フフッ。それはごめんね。でもサプライズにしたほうが面白いかと思ってね。」

 その様子を見て百代たちはなんやかんやで胸をなでおろした。

 千李は百代たちから目をそらし鉄心たちの方へ振り返った。

「ねえじじい?もう準備できてるのよね?」

「うむ。無論できておるぞ、修行僧とワシとルーで結界をガッツリと張っておる。多少暴れてもビクともせんわい」

 鉄心はどうじゃ、という感じにニヤリと笑った。

「そう。じゃあ百代ちゃっちゃと着替えてきなさい。それともこのまますぐにやる?」

 そんな鉄心を千李は軽く流した。

「いや。着替えてくるよ。少し待っててくれ姉さん。姉さんはそれでいいのか?」

 百代が聞くと千李は首を縦に振った。

「ええ。私はこのままでも大丈夫」

「そうか。じゃあ少し行って来る」

 百代はそういうと川神院の中に駆けて行った。

 その後姿を見送る千李に鉄心は話しかけた。

「どうじゃ?モモの様子は」

「う〜ん。まぁ朝に比べれば若干落ち着いてると思うわね」

「そうじゃのう。確かに昨日に比べても大分落ち着いておるようじゃし」

 そう最近の百代は強いものと戦うことができなくて、かなりイライラというかウズウズしていたのだ。

 それはもう爆発寸前の爆弾のようなものだったのだ。

 しかし、今日の朝千李と戦ったことそして千李が帰って来たことにより、これから千李と存分に戦えるということで百代のイライラも若干落ち着いてきていたのだ。

「ん〜。でもまぁ、私のガキの頃に比べれば全然普通だと思うけど?」

「それはお主からすればの話じゃろう?」

「それもそうね。っと、百代が来たわね。じゃあじじいこの話はまた後で」

 千李はそういうと武舞台にあがった。

「うむ。さて、では皆の衆心してかかれよ!」

 鉄心の掛け声と共に修行僧達がすでに張ってあった結界をさらに強めた。

「よし。これで準備は完了じゃな。直江、一子。もう少し離れておれ、結界を張っておるとはいえ多少は危険じゃからの」

「あ、はい。行くぞワン子」

「うん。千姉様〜!モモ姉様〜!二人とも頑張って!」

 一子が声をかけると二人は手を上げて答えた。


「妹と弟分が見てる前だ。さすがに姉さんといえど負けられないな」

「それは、私も同じだってのよ。……いい?百代本気で来なさい
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