機動戦士ガンダムSEED
0242話
[3/6]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
驚く?」
「いや、俺も実際に見るのは初めてだが」
「何?」
イザークの言葉を聞き、ふと考える。ヤキン・ドゥーエでの戦い前後では人手が足りないという理由もあり、量産型W達は整備に補給に雑用にと忙しかった筈だ。だが、それでもデュエルの整備を考えると……あぁ。マードック達がやってたのか?
「そうか、なら改めて紹介しておく。こいつらがシャドウミラーの主力戦力の一つである量産型W。一種の人造人間である人型の機械だ」
俺の紹介と共に、軽く頭を下げる量産型W。その様子を信じられない物でも見るかのように眺めているジュール親子。
「取りあえず驚くのはそのくらいにしてこの量産型Wに付いていってくれ。居住区画まで案内する。一応何ヶ所かお薦めの場所をピックアップしてあるが、どこか他に気に入った場所があるのならそこを使っても構わない。もちろん、空き家に限るがな」
エアカーへとジュール親子を乗せ、量産型Wで送り出す。微妙な表情で量産型Wを見ながらも、ホワイトスターに移住するとなると関わらない訳にもいかないと判断したのだろう。大人しく量産型Wと共に居住区へと向かった。
「さて、これで今日のゲスト一組目はOKだな。そろそろ次が来てもいい筈なんだが……っと、噂をすれば何とやらか」
リュケイオスを中心にして転移フィールドが生成され、そこに現れたのはサイ、トール、ミリアリアの3人組だった。ヘリオポリスの学生組だ。
「アクセルさん、お久しぶりです」
3人を代表してサイがそう声を掛けてくる。
「ああ。戦争が終わってアークエンジェルから降りたと聞いたが、3人とも元気そうで何よりだ。……カズイは一緒じゃないのか?」
「それが、途中でアークエンジェルから退艦したから合わせる顔がないって。気にしすぎなんだよな、あいつ」
溜息を吐きながらトールが告げる。
まぁ、元々気弱な所もあったし負い目に感じてると言えばしょうがないのか。
ちなみに、アークエンジェルに関しては連合軍との交渉により正式にオーブ軍の艦となっている。一応これもオーブに対する賠償なのだろう。
「戦勝パーティじゃなくなったが、今日は思う存分騒いで楽しんでいってくれ」
「あ、はい。聞いています。ホワイトスターに移住してくる人達の歓迎会になったんですよね? 記念写真を一杯取らせて貰いますね」
ミリアリアが首から提げているカメラを撫でながら笑みを浮かべる。
やっぱりDESTINYと同じく将来的には戦場カメラマンにでもなるんだろうか。
「さすがにプラントからの移住者もいる中で戦勝パーティをする訳にもいかないですよね」
「サイの言う通りだな。ま、それでもパーティはパーティに違いない」
「そう言えば、マードック曹長も移住する事にしたって聞い
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ