機動戦士ガンダムSEED
0242話
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と言うか、シャドウミラーにいる人材を考えるとその辺のコーディネーターよりも余程能力的に上なんだがな。一般隊員扱いの技術班にしても大学や研究所に行けば即それなりのポストを貰えるレベルだ。
「それは承知しているわ。何せこの間の戦争でナチュラルである貴方達に負けたのだしね」
苦笑を浮かべるエザリア。……おや? 原作ではナチュラルを完全に見下してたんだが。自分でも言ってる通り戦争で負けた結果、心境に変化でもあったのかもしれない。
「ふんっ、母上はともかく俺はそう簡単に貴様を認めたりはしないからな!」
「ま、それならそれでいいさ。それよりもプラントからの移住者はお前達親子以外にもう1人いるが、話は聞いてるか?」
「……ええ。議長から直接ね」
「イザークは?」
「母上から聞いている。クルーゼ隊長のクローンだとな」
吐き捨てるかのようなイザークの口調だった。レイ本人ではなく、人の傲慢で命を産み出すというのが気に食わないのだろう。
量産型Wの件で揉め事が起きなければいいのだが。
「その人物も今日ここに到着予定だ。それとオーブからの移住者も数名いる。その件で今夜はウェルカムパーティを開く事になっているから、良ければ参加してくれ」
「ええ、是非参加させてもらうわ。それで、私達の住む家はどうなっているのかしら? 身の回りの物だけ持ってくればいいと聞かされていたから、本当に身の回りの物しか持ってきていないのだけど」
そう言いつつ、エザリアは自分の荷物とイザークの持っている数個のバッグや、その後方へと置かれているバッグを見る。
エザリア・ジュールもさすがに女だけあり、身の回りの物だけでもかなりの数があるらしい。……俺の家でもレモン達の物が日々増大していっているのを考えると、特に不思議でも何でも無いんだろうが。
「ちょっと待ってくれ」
2人に断り、量産型Wを呼び出す。
「アクセル隊長、ご用でしょうか?」
相変わらずマスクのような物を被っているが、これは顔に付けられている機械部品を隠す為のものなのでしょうがないと言えばしょうがない。レモンの技術ならエキドナのようなWナンバーズを見ても分かる通り、完全な人型の量産型Wを造る事もそう難しくはない。だが、これからこのホワイトスターへと移住してくる者が増える状態では量産型Wはすぐにそれと分かるようにしておいた方がいいと判断したのだろう。それと、完全な人型にするとなるとコスト的な問題もあるのかもしれない。
「この2人を居住区画へ連れていってくれ」
「了解しました」
量産型Wを見るのは初めてなのか、エザリアが唖然とした表情をしている。そしてイザークもまた……
「って、おい。お前は以前の戦いで量産型Wと戦場を共にしただろうに。なんで
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