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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第7話 SAO 正式チュートリアル
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言わないし、やらない。……アイツは本気だ」
キリトはリュウキのその言葉に驚きを隠せなかった。混乱しているというのに、リュウキの声ははっきりと聞こえたのだ。
「リュウキ……お前、茅場にあったことが……?」
キリトはそうリュウキに聞くが、リュウキから返事よりも、あの男からの言葉の続きが来た。
『諸君が、向こう側に置いてきた肉体の心配をする必要はない』
そう言うと、ホロウ・ウインドウを呼び出し、各メディア、そしてWEBページを空に映し出した。
『ご覧の通り……現在、あらゆるテレビ、ラジオ、ネットメディアはこの状況を、多数の死者が出ていることも含め、繰り返し報道している。諸君のナーヴギアが強引に解除される危険はすでに低くなっていると言ってよかろう。今後、諸君の現実の体は、ナーヴギアを装着したまま2時間の回線切断猶予時間のうちに病院その他の施設へと搬送され、厳重な介護施設のもとに置かれるはずだ。この世界を作った上で、いきなり全プレイヤーがログアウトするような理不尽はしない。……諸君には、安心して……ゲーム攻略に励んでほしい』
その言葉を訊いて、流石に黙って聞いていたキリトも周り同様叫んだ。
「ふざけるな! そんな状態でゲームをしろだと!? これはもうゲームじゃないだろう!」
「そ……そーだ! ふざけんのもいい加減にしろ! さっさと終われよ! どうせイベントなんかなんだろ! いい加減長すぎんだよ!!」
クラインもキリトに続いた。
「…………」
リュウキは。……恐らく、唯一この空間で言葉を発せず状況を観察していた。
――……あの男は一体何の為に。
リュウキが思うのはそこだった。他人の事が判る訳ではないが、茅場晶彦こんな殺人願望があったとは思いにくい。
そして、1つのことを思い出した。リュウキが彼を形容した言葉≪燃え尽き症候群≫。それはリュウキが茅場に言った言葉だ。この世界を、SAOの世界を作った。そして、幼少からの夢だとも聞いた。何に変えてでも実現してみせるとも、言っていた。その姿勢には……執念にも感じたものが見えた。メッセージのやり取り、画面越しであるのにも関わらず。そして、茅場の声は再び響わたる。 まるで、その場の怒声を、逆なでするように冷やかで。……いや、穏やかで冷血な……性質の悪い悪魔の様なものだった。
『ここからも十分重要である為聞いてもらいたい。充分に留意してもらいたい点だ。諸君にとって、(ソードアート・オンライン)は、すでにただのゲームではない。もう一つの現実と言うべき存在だ。……今後、ゲームにおいて、あらゆる蘇生手段は機能しない。ヒットポイントがゼロになった瞬間、諸君のアバターは永久に消滅し、同時に』
続けて言おうとしているが、ここから先の言葉は
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