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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0241話
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たように……

「レイの後見人になるのなら、いざという時の為にシャドウミラーに所属して貰わないと困るんだが……?」

 チラリとこちらの話の行方を見守っているナタルへと視線を向ける。
 あの時は冗談でナタルもシャドウミラーに云々と話していたが、正直、ナタルの性格を考えるとシャドウミラーとしてやっていけるのかどうか非常に疑問だ。
 いや、能力に関しては全く問題無い。しかし正規の軍人として教育を受けてきたナタルにとって、後ろ暗い作戦なんかも平気で行う非正規部隊のシャドウミラーに馴染めるか? と言えば首を傾げざるをえない。
 それに、シャドウミラーに所属するという事はこのSEED世界のみならず他の世界でも戦わなければならなくなる。少なくても、ギアスの世界でR2が始まったらブリタニア帝国や黒の騎士団、中華連邦なんかとも戦う可能性が出て来るだろう。
 既にシャドウミラーに染まったと言ってもいいマリューやコーネリア。設立当初からのメンバーであるレモンは問題無いだろうが……

「ナタルはどう思うんだ?」
「個人的な意見で言わせて貰えば反対だな。だが、ムウがそれを望むのならば私は止めようがない」
「なら、ナタルもシャドウミラーに来るか?」
「……いや。私にお前達の流儀は合わないだろう。私はオーブ軍に入隊するつもりだ。前々から誘われていたしな」

 きっぱりとこちらの誘いを断るナタル。
 その返事を聞いてから、再度ムウへと視線を向ける。

「との事だが、どうするんだ?」
「何、別に所属が違うからって別れなきゃいけない訳でもないだろう? ましてやオーブとシャドウミラーは同盟を結んでいるんだ。それに俺が誰だか忘れたのか? 不可能を可能にする男だぜ?」

 ……そう言えば、このフレーズを実際に聞いたのは初めてじゃないだろうか? ヘリオポリスから脱出した後のデブリ帯の補給は俺が提案したし、本来ならマリューの乗っているアークエンジェルにドミニオンのローエングリンが発射されたのを受け止める、という事態もこの歴史では起こっていない。

「まぁ、お前達が納得しているのならそれでいいが……レイはこの男が後見人になっても構わないか?」

 デュランダルと共にこちらのやりとりを聞いていたレイへと尋ねると、躊躇いながらも頷いてみせた。

「はい。俺としてもラウと縁のあった彼には興味がありますので」

 その言葉を聞いて今更ながらに思い出す。そうか、遺伝子上ではムウがレイの息子になるのか。ムウとクルーゼは年齢が殆ど同じ親子だったが、ムウとレイでは息子の方が年齢が上という、また微妙にややこしい感じだ。

「ならまずは住居を用意しないとな。ムウとレイは同居でいいのか?」
「突然言われてもなぁ。後で話して決めさせて貰うよ」
「ええ、それで構い
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