第四章 空白期編
第百七話 『最初のレリック回収任務(前編)』
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ようね」
「そうね。いい物件が見つかればいいけど…」
そんな世間話をしている中だった。
前方から煙が上がっているのだ。
「現場確認! 機械兵器らしき未確認体が多数出てます!」
「ん!」
「フェイトちゃん、シホちゃん! 救援には私が回る!」
「私とシホが遊撃する!」
「はやてとリインは上から指揮をお願いね!」
「了解ッ!」
それで全員は各自散り散りに動く。
はやてはリインとユニゾンを交わして戦況を見る。
「中継! こちら現場! 発掘地点を襲う不審機械を発見! 強制停止を開始します!」
『本部に中継します!』
「お願い!」
機械兵器からビームが放たれるがなのははそれをプロテクションEXで防ぎ発掘員を守る。
シホとフェイトが、
「ソードバレル展開…!」
「プラズマランサー…!」
シホが魔力刃でできた剣を展開し、フェイトはプラズマランサーをセットする。
「フルオープン!」
「ファイアッ!」
二人の魔法の攻撃によって次々と機械兵器を貫く。
なのはが発掘員二人に安否を問い、大丈夫だということを確認する。
そこにリインが広域スキャンを終了させてここにいるのは二人だけだと報告をする。
「あれは、機械兵器…?」
「そうみたいね」
そこにシャーリーから通信が入ってきて、
『中継です! やはり未確認! 危険認定破壊停止許可が出ました!』
その報告にはやてが反応し、
「了解! 発掘員の救護は私が引き受ける! 3人で思いっきりやってええよ!」
「「「了解!」」」
シホ達が行動を開始しようとした時に機械兵器の集団は固まってなにかのフィールドを展開した。
「フィールドエフェクト…? 様子見でワンショット! レイジングハート!」
なのははアクセルシューターを放った。
だがアクセルシューターは当たる前にかき消されてしまった。
「無効化フィールド!?」
それによってなのはは過去の出来事を思い出す。
かつて魔法が使えず手も足も出せずに撃墜されてしまった機械の群れの光景を。
(でも、もうあの時の私じゃない…!)
なのはは気合を入れなおした。
「AMF、AAAランクの魔法防御を機械兵器が…?」
それでリインが魔法が通じないことに焦りを感じていた。
でもはやては落ち着いて、
「リインはまだ子供やな」
《ええッ!?》
「覚えとこうね。戦いの場で『これさえやっておけば絶対無敵』って定石はそうそう滅多にないんだよ?」
「そうです。必ず崩せる場所が見つけ出せます」
はやての肩に乗っかっていたアルトリアがそう話す。
「どんな強い相手にもどんな強力な攻撃や防御の手段にも必ず穴はあって
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