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ジークフリート
第一幕その八
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聞いても冷たいままの彼だった。
「そんなことはな」
「おい、待て」
「いいではないか」
 さすらい人は強引に岩の上に腰を下ろしてしまった。ミーメが止めてもだ。
「別にな」
「何という図々しい奴だ」
「それでだが」
「何だ?」
「余興を考えた」
 こう彼に言ってきたのである。

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