鋼の錬金術師
少年との出逢い
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「……准将先帰っていいぞ」
「何だ用事か?」
「友達に挨拶してくるわ」
「了解っと」
視界に歩いているリザがいたので話しかける事にした。
「よーリザ!久しぶり」
「お久しぶりですシルバーバーグ大佐」
「メイで良いってば。マスタング大佐の子守りなんて仕事の内に入らないからさ」
「失礼な事を言うね君は……」
「いつも仕事サボってるのが悪いんだよ」
中央まで噂が運ばれているのによく大佐まで昇進出来たよね。
「大佐この人は?」
「メイザース・シルバーバーグ、階級は大佐、国家錬金術師の一人さ」
「リザ、この少年は?」
「エドワード・エルリック、イーストシティ出身で今回の試験を受けに来た少年です」
「つまりは同僚になるかもしれないって訳ね」
「シルバーバーグ大佐の方が随分と有能そうだな」
「そうだろ?」
「私の悪口はそこまでにしていただきたい」
私とエルリック少年の会話をぶった切る大佐。イシュヴァールでは凄い働きっぷりだったのに、階級が私と一緒なのは努力の差じゃないのかな?
「……君も掌錬成が出来るみたいね。何を錬成したのかな?」
「!!?」
「……?」
「あんたまさか……」
「コラ!(ゴン!)」
「あべしっ!」
「年上の女性にあんたなんて言うもんじゃないよ?ね?」
「ご、ごめんなさい……(ぷしゅー)」
躾はちゃんとしないとね!(眩しい程のゲス顔)
「そろそろ帰るとしよう」
「まだお仕事残ってるのかな?かな?」
「うっ……!な、何を言ってるか分からないな……ははは」
「リザ……このアホマスタング大佐の事で困った事があったらいつでも中央においで。何とかしてあげるから」
「そこまで心配される事では……ない、と思います」
「……何で間が空いたのかね?」
「大佐の所為だろ」
「大佐の所為だね」
「大佐の所為です」
「……orz」
大佐弄りは面白いなぁ!(凄まじい程までのゲス顔)
「さて、私も帰るとするよ。マスタング大佐もさっさと中央に来ればいいのに」
「そうは思っているのだがね……なかなかチャンスが来ない」
「来る時は彼氏候補になりそうな男連れてきてよ」
「メ、メイ……?」
「アームストロング少将みたいに一生独身は貫けないからね。若い内に籍入れておかないと」
「少将が聞いたら殺しに来るレベルだな」
「ですね」
「?」
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