第四話
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っていた。弾幕は爆音とともに着弾していき、かるい煙があたりを埋めていった。
「うわっ!? 紫?」
「誰! 姿を見せなさ……!?」
煙が晴れた後、現れたのは二足で立つ機械だった。
だが、ところどころが破損しており、数秒たつとその場に倒れてしまった。
「……アンドロイド?」
「こんなものがあったなんて……!?」
状況が整理しきれない一同に、突如無数の機械音がそこらじゅうからなり始めた。
「どうやら……」
「まだいる……みたいですね」
「……」
三人は何も言うことなく戦闘態勢を取っていた。
「くそっ!! 一体何体出てくんだよ!!」
アンドロイドたちの攻撃に、俊司達は厳しい防衛戦をしいられていた。
4階に上がる階段まで到達していたが、後方からの猛攻によってなかなか進むことができずにいた。挙句の果てには、時折4からアンドロイドが下りてくる始末。
このままでは集中力も体力も何もかもなくなってしまう。そうなってしまえば、ゲームオーバーだった。
「これじゃあキリがないですよ!!」
「ちくしょ……だああ!!」
アンドロイドは俊司達にしゃべる暇も与えずに攻撃し続ける。俊司達は微かにへりつつある集中力えお駆使しながら、一体一体確実に倒して行った。
そんな中、紫がいきなりしゃべり始めた。
「俊司君! 妖夢!」
「何!」
「先に行きなさい! ここは私がなんとかするわ!」
そう言った瞬間、紫は目の前に大量スキマを展開させる。そこから出てくる大量の弾幕が、アンドロイドたちを攻撃していった。
「さ、行きなさい」
「でも……紫……」
「きちんとケリをつけるんでしょう?」
紫はそう言って笑った。
俊司は一瞬目を丸くしていたが、紫の意図を感じたのか少し笑っていた。
「わかった……ありがとう」
「上にもいることは確かよ。気をつけてね」
「ああ。妖夢、行こう!」
「はい!」
二人は自分達のやるべきことのため、駆け足で階段を上がって行った。
「さて……」
紫は軽く溜息を吐く。
スキマを消した後、目の前にはアンドロイドの残骸と、半透明の物体がいくつも並んでいた。それらを歩く見渡したあと、かるく睨みつける。
「さ……ここを通りたいなら……私を倒してもらいましょうか?」
紫はそう言って再度スキマを展開させた。
同時刻 捕虜監視室
「……雛さん、一度弾幕を解いてもらってもいいですか」
「
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