第四話
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れるのですか?」
「はい! 全力でご用意させていただきます!」
最敬礼で応える俺。ヘタレだとでもなんとでも思うがいい。現代社会を生き抜いた若者を舐めるなよ。お仕置きという名の体罰には弱いんだ。
俺はSだからな。Mではない。
「――まあ、風呂と調理場は早いうちに作ろうと思っていたから丁度いいか。ダンジョンポイントを多く費やす項目だからな」
コホンと咳払いをして微妙な空気と化していた場を和ませた。それでもシオンの冷たい目が変わることはなかったが。
唯一、状況を分かっていないダーシュがしきりに首を傾げていた。
ダンジョンポイントは経験値とは違い、一度に入手できるポイント数は少ない。そのため風呂場や調理場など多くのポイントを必要とする項目はレベルがそこそこ上がってから手をつけるのが一般的だ。それまでは湖で水浴びをしたり洗浄の魔術で汚れを落とす。最悪の場合は我慢するという人も中にはいるだろう。
ならば自分たちの手に負えるものは自分たちでなんとかしようというのが俺の考え。その方がポイントの節約になり効率的だ。
そのための手段も労力も俺たちには有る。
「んー、じゃあまず、ご要望通り風呂場から作るか」
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