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大魔王からは逃げられない
第二話 ※
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獣王の加護、竜王の加護、未知なる者の加護、淫魔の女王の愛、恋の女神ミオラの愛


〈シオン・ネフェタリ〉
 種族:魔族
 性別:女
 年齢:一八二歳
 レベル:一二七〇
 経験値:二八五九一〇 / 次のレベルまで二一四〇九〇
 筋力:B
 体力:A
 生命力:S
 魔力:S
 敏捷:A
 抗魔力:S
 幸運:B
 習得スキル:鑑定、四大系統魔術(水、風)、系統外魔術(光)、高速詠唱、詠唱破棄、投擲術、カーディナル流ナイフ術、カーディナル流体術、メイド技法(初級、中級、上級)、主の悦ばせ方、調教、対毒性
 特殊スキル:氷結結界、凍てつく氷の洗礼、凍る大地、戦を司る女神の戦歌、魂の同調、メイド技法(絶技)
 称号:氷の女王、主従の契約(従)、超越者、魔王の寵愛を受けし者、魔王の妻、魔王の専属メイド兼秘書、愛の性奴隷
 ギフト:精霊の加護、魔王の加護、戦女神の加護、恋の女神ミオラの好敵手


〈ダーシュ〉
 種族:ケルベロス
 性別:雌
 年齢:八十歳
 レベル:七一八
 経験値:三一二五八 / 次のレベルまで八七四二
 筋力:A
 体力:A
 生命力:A
 魔力:A
 敏捷:B
 抗魔力:B
 幸運:C
 習得スキル:威嚇、肉体強化、怒りの咆哮、四大系統魔術(火)
 特殊スキル:煉獄の劫火
 称号:漂流者、地獄の門番、職務放棄、魔王のペット
 ギフト:なし



「なんだこりゃ?」


 俺とシオンはいいとして、新しく仲間になったダーシュのステータスを見て思わず目が点になった。


「職務放棄? しかも、いつ俺のペッドになった?」


 確かにケルベロスは地獄の門を守護する役目がある。ここに居るということは職務を放棄したとも捉えることはできるが、漂流してきたのだから不可抗力では?


 それに使い魔契約も交わしていないのに、いつの間に俺のペッドになっているし。本人もそう捉えていると見ていいのかこれは。いや、まあ嬉しいが。


「まあいい。まずは早急に配下を増やさないと。シオンとダーシュだけじゃダンジョンとしての体裁が保てないからな」


 コルドヤードは緑が多い地域であり、この地下迷宮【ラビリンス】も外を出れば森の中。


 となると、この付近に生息している可能性がある魔物はゴブリンにオーク、ブラックドックといったところか。運が良ければ、はぐれエルフもいるかもしれないが、こちらは望みは薄いだろう。エルフは基本的には秘境と言える森の奥の集落で暮らしているからな。


「では、今から外に?」


「ああ。ゴブリンあたりなら見つかるだろう。あいつらは群れを作るから上手くいけば大幅な人員を確保できる」


「ご主人様は人外が相手
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