第二話 ※
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「ご主人様……ご主人様、起きてください」
涼やかな心地よい声が鼓膜を優しく叩く。身体を揺られ夢見心地の中、遠退く眠気が執拗に俺の意識にしがみ付いていた。
「ん〜」
寝返りを打ち安眠を妨害する何かから離れる。すぐ傍で誰かが苦笑している気配がした。
「……仕方がないですね。なら――」
布団の中に何者かが侵入してくる。まだ半分夢の中で意識がしっかりしていない俺は嗅いだことのある匂いと、傍に居て安心する気配に警戒心を緩ませた。
「こちらは相変わらず元気ですね……」
寝巻を降ろされ下腹部がの風通りが良くなる。何者かは俺の股間に指を這わせ、いきり立った息子を優しく撫でた。
「そういえば……こちらに来る前にフェリスやリアナたちとよろしくしていたんですってね。ここ最近のご主人様は全然相手をしてくれませんのに……憎らしい人」
優しく竿を上下に扱かれる。擽られるような甘い感覚に身体を震わせた。
「そんな憎らしい人は、こうです……」
ヌメリ、と心許ない柔らかさに肉棒が包まれた。暖かな感触が剛直全体を包み込んだかと思うと、同時に舌が肉棒に絡みつき卑猥な水音を立てる。
「ご主人様のチンポ……久しぶりの勃起チンポ……ちゅぷ、ちゅぴ……甘くへおいひぃ……くちゅくちゅ、じゅるっ、じゅるるっ……! この牡の匂いも、久しぶり……スンスン……あぁ、堪らないわ……」
「ん……むぅ……」
下半身から込み上げてくる快感に眠気が急激に彼方へと追い遣られる。朦朧としていた意識が覚醒へと近付き、重たい目蓋をこじ開けた。
「んー……?」
くしくしと目を擦り視線を下半身に向ける。視界に映ったコバルトブルーの髪を見て、件の気配が誰のものだったのかを悟った。
「おふぁようごふぁいまふ、ごひゅひんふぁま」
朝立ちでいきり立つ息子を頬張ったシオンが視線だけを上げて挨拶する。くぐもった声が肉棒を刺激し、増々硬度を高めた。
「んー、おはよー……そのまま続けて」
「ふぁい……。ちゅぷっ、くちゅ……じゅるっ、じゅるるっ」
再び視線を下げて肉棒への奉仕に戻るシオン。心地よい感触を楽しみながら全身の力を抜いた。
「そういえば、朝の奉仕を受けるのも久々だね――いたいいたい」
俺の言葉に眦を吊り上げたシオンが軽く肉竿に歯を立てた。
「んむ……ちゅぽんっ……! ――そうですね。ここ最近はフェリスたちに起こしてもらっているようですし、私の奉仕はもう飽きたのでしょうね」
肉棒を扱きながら如何にも不満ですと言いたげに睨みつけてくる。可愛らしいメイドさんの嫉妬に緩みそうになる
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