第一話
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「狭間八雲」
【次にダンジョンの名前を登録して下さい】
名前か。率直にラビリンスでいいか。
「ラビリンス」
【最後にマスター識別情報を登録します。登録が終わるまで指輪を外さないで下さい。……登録完了。マスター情報を登録しました。ダンジョンの説明をしますか?】
「頼む」
【わかりました。現在、ダンジョン『ラビリンス』は全一階層、レベルは一となっております。これはダンジョン内で外敵である冒険者などを撃退することにより得られる経験値によって変動します。経験値が一定数を越えることによりダンジョンのレベルが上がり、それに伴い特典が付与されます】
目の前に半透明のスクリーンが現れた。スクリーンには現在のダンジョンの見取り図が写し出されている。
マップ画面には黒いブロック状のマス目に覆われる形で、白いブロック状のマス目が一直線に伸び、その先が円となっている。円の中央には青色の光点がポツンと存在していた。この青色の光点が俺なのだろう。
【青の光点はマスター、緑の光点は配下、赤の光点は外敵を表します。指輪を破壊された時点でダンジョンは機能を停止し、一時間後に全エリアが崩壊しますのでご注意下さい】
新たにスクリーンが写し出される。
【ダンジョンの改築はこちらの待機画面から移動ができます。待機画面は音声入力もしくは動作入力により呼び出せます。音声入力では『コマンドオープン』、動作入力では指輪を素早く二回叩いて下さい」
「ふむふむ、操作方法はアリアードと同じか」
指輪を二回叩くと待機画面が表示された。画面にはダンジョンステータス、改築、マップの三項目がある。
【ダンジョンステータスではダンジョンのレベル、階層、配下の位置および状態などダンジョン内の詳細を知ることが出来ます】
ダンジョンステータスの項目をタッチするとスクリーンが変わり現在のダンジョンの状況が表示された。そこにはレベル一、全一階層、配下数ゼロ、部屋数ゼロ、罠設置ゼロ、捕獲者数ゼロとある。シオンたちを配下に登録していないからこの配下数はゼロだ。この配下に登録するのもダンジョンステータスから行える。
【改築ではダンジョンポイントを消費することでダンジョンをマスターの意向に合わせて改築することが可能です。ダンジョンポイントは外敵を撃退することで経験値とともに得ることが出来ます。また経験値を習得することでレベルが上昇し、一定値を越えると新たな階層を追加することが出来ます】
ダンジョンポイントというのはDPで表示される。これを使い、ダンジョン内に通路や部屋、罠などを設置することが出来る。外敵というのは冒険者が多数を占めるが中には魔物も含ま
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