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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第5話 第1層・はじまりの街・西フィールド
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スなら、単純計算で確かにクラインが言うとおり、約1年弱程で攻略出来るだろう。だが、その計算をキリトが首を左右に振って否定する。
「……そいつは特別だ。リュウキは。……ほんっと異常なんだ。オレがどんだけ頑張っても6層までしか行けなかったのにな。初めっからほんとに…………………くそぅ。」
「………まあ、頑張れ」
「だから、嫌味くせーって!」
クラインは、子供の様に叫んでいるキリトを見て、軽くいなしてるリュウキを見て。
「かっ! はははっ! ほんっと悔しいんだな? キリトは。ならよぉ、正式サービスの今 リュウキを追い抜いたらいいじゃねえか。それにお前ら……相当にハマってるな?」
クラインはそう言って笑っていた。
「勿論だ。ここはオレにとって…………。」
リュウキは何かを言おうとするが、最後まで口にはしなかった。
「ん?オレにとって……なんだ?」
キリトは気になった様で、聞くが。
「なんでもない。ただ、ハマってると言うのは否定しない」
リュウキは答えなかった。現実の事が絡んでくるし、気軽に話す様な事でもない。
ただ、この世界が現実以上の場所。
今、考えられるのはそこだろう。……無論、他にもあるが、今はあまり考えなかった。
「だよな……。ここでは
剣
(
コイツ
)
一本でどこまでも上っていけるんだ。あの期間では寝ても覚めてもSAOの事しか考えていなかったよ……それにな」
キリトのこの次の言葉、それを聞いてリュウキは驚く。
「仮想空間なのに……現実世界より生きてるって感じがしてるんだ」
そう、その言葉だった。確かに、仮想世界だから。自分の身体を動かしている様に感じるから。
人は『所詮はゲームだ』と答える事が多いだろう。 でも、自分と同じ様に感じている人がいて、嬉しくも思えたのだ。
「………。だよね」
だから、リュウキの、彼の素の言葉が出ていた。それはこの場の誰も……本人さえも気づいていなかったが。
「さて、もう少し狩りを続けるか?」
キリトはそう聞く。まだログアウトをするには早い、と思ったから。
「まあ、オレは続ける。今日くらいは付いてくよ」
リュウキはそう答えた。時刻に関しては、彼はまるで問題じゃないのだ。……文字通り、この世界で暮らしていく覚悟だから。
「あったりめーよ!!」
クラインも同意した。……のだが、直ぐ撤回をする。
「あっ……っと言いたいところだが……。」
突然“ぎゅるるる〜〜〜〜”と盛大に音が鳴り響いた。どうやら、クラインの腹から音が鳴ったのだ。……この仮想空間で、そこまで再現しているとは恐れいったものだ。
「腹減ったからな……。一度落ちるわ」
楽し
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