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ソードアート・オンライン〜Another story〜
SAO編
第5話 第1層・はじまりの街・西フィールド
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、色々と言っていたからだ。すると、慌てたクラインはリュウキに向き直した。
「アホ言え! オレはノーマルだ! 可愛いお嬢ちゃん! 綺麗なおねーさんが大好きだ!! 男好きだなんて、断じてねぇ!」
そう必死に叫んで否定していた。ただ 叫ばなくていいことも大声で言っている。
……それは是非そうであってもらいたいとキリトは思っていた。
この記念すべき一日の最初のパーティメンバーが……そんな趣味だったら最悪だと思えるからだ。
「それにしてもよー 我ながら運が良かったと思ってるぜ。たった10,000本しかない初回ロットを手に入れられるなんてよ?ここ3年分の運を使ったって感じだ。だけど、お前らほどじゃないか」
そう言ってクラインは2人を見た。
「「ん?」」
キリトとリュウキは2人同時に振り向いた。
「だってよ。βテストに当選だろう?あれは10,000の更に10分の1……1,000本ぼっちだもんな」
予約が殺到していた為、確立で言えば0.00……1%。限りなく0に近い確立であり、宝くじと似たようなものなのだ。
「……爺やに、ほんと感謝」
リュウキは、改めてそう強く思った。彼が頼んでくれたからこそ、手に入れる事が出来たんだ。そして、今この世界に打ち込めていられるのも、彼のおかげだから。
「ん?何か言ったか? リュウキ」
キリトはリュウキが何か言っていた事に気が付きそう聞くが、リュウキは首を振る。
「……なんでもない」
リュウキは、さっき言っていた事は話さずにそう返していた。
「おっ、そういえばよ。βテストん時は何処まで言ったんだ?」
クラインは、βテストの時の事が気になった様で、2人の前でそう聞いていた。それがスイッチだと言う事を知らずに……。
“ビキィィィィン!!!!” と言う音が響いた気がする。……スイッチ、と言うより、何かが切れたような音だ。
「………ん? どうかしたかキリト」
今度はリュウキがキリトにそう聞いた。ちなみに、音が聞こえた気がしたのは、クラインだけであり、別にリュウキには何も聞こえなかったのだ。
「べっ……別に……」
キリトは、口にこそ今は出していないが、どうやら、以前のβテストの時の結果を、本気で悔しがっているみたいだ。
「ん、オレはβテストの期間、2ヶ月で16層だな」
リュウキはクラインの質問を聞き、数ヶ月前のβテスト期間の時のプレイ状況を思い出しつつ答えた。 クラインは、その答えを聞いて。
「へ〜……。結構なペースで攻略できるんだな? 1年ちょい位で 100まで行けるか……? 人数も多くなってるし」
そう返していた。ここ、アインクラッドは全100層の構成。そのペー
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