第14話
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「ナギ、それで最後よ。その装飾品はこっちだわ」
「了解です」
私の指示通りにナギが装飾品を設置する。これで、すべての荷物がほどき終わった。
「3人ともお疲れ様。ありがとう」
「どういたしまして」
私のお礼にナギが返事をしてくれる。イッセーとアーシアは二人で談笑している。
「そうね。荷解きも終わったしお風呂に入りたいわね。ナギ、お礼に背中流してあげるわ」
裸の付き合いで、新密度を上げる作戦よ!
「あ〜、気を使わなくても大丈夫です。一人でゆっくり入ってきてください」
くっ、やっぱりなかなかうまくいかないわね・・・・・・・
「部長さんがナギさんの背中を流すなら、私はイッセーさんの背中を流します!」
「あ、アーシア!?」
イッセーはかなり動揺しているようね。アーシア、今は手を貸せないけど応援してるわ。
「そんな遠慮しなくていいのよ。いいから行きましょう?」
私はナギの腕をつかんで歩き出した。
Side out
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Side 渚
リアス先輩に手を引かれて、お風呂場へ連れて行かれそうになったが、寸でのところで脱出に成功した。
そして、僕は今自分の部屋にいる。そこで考え事をしていた。
(詳細は思い出せないけど、確かライザーを倒したのは兄さんのはずだった)
うろ覚えの原作知識を思い出しながら、知っている知識との差異を考える。
(でも、そのライザーは僕が倒してしまった。結果は同じだけど過程が違う。きっと何かしらの影響が出るだろう)
原作開始から起こった出来事を頭に思い浮かべる。
(いや、僕がいる時点でこの物語は決定的に違う物語だ。ある程度は原作知識も参考になるだろうが、あまり期待しない方がいいか・・・・・・・)
僕がいることで生じる差異に鬱になりそうになる。そもそも、あまり覚えていないのでどうしようもないのだが。
(まあ、なるようにしかならないか。とりあえずがんばろう。何をとは言わないけどね)
僕はそこで思考をやめて、目を閉じた。
Side out
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