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ハイスクールD×D 〜銀白の剣士〜
第14話
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はいえ約束しましたからね。僕は約束は破らないようにしてるんですよ」

 それに、と僕は言葉を続けた。

「兄さんの命を救ってもらった恩に比べれば大したことはありませんから。また、何かあっても、僕はあなたを護りますよ」

「あなたはそうかもしれないけど、私にとっては大事だったわ・・・・・・・。だからこれは感謝の印よ」

 そう言って、近づいてきたリアス先輩の唇が僕の唇に触れた。思考が停止する。不意打ちだった。

 舌を絡めるようなディープなものではなかったが、1分近く僕はリアス先輩とキスをしていた。

「私のファーストキス。ナギにあげたわ。日本では女の子は大事にするものなんでしょう?」

「え、ええ・・・・・・・。確かにそうですけど」

 リアス先輩が僕から離れてそう言うが、動揺を隠すので精いっぱいだ。

「いいんですか。僕なんかに大事なファーストキスを捧げてしまって」

「あなたはそれだけ価値のあることをしたのよ」

 微笑みながらリアス先輩はそう言うが、顔が少し赤くなっている。リアス先輩も恥ずかしいようだ。

「そうそう、近々サプライズがあるわ。楽しみにしていてね」

 微笑んだままリアス先輩はそう言った。サプライズが何か気になるが、今はリアス先輩がまた、笑ってくれるようになったので、今は気にしないようにしよう。





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「と、そのような感じで私、リアス・グレモリーもこの兵藤家に住まわせてもらうことになりました。不束者ですが、どうぞよろしくお願いしますわ。お父様、お母様」

 祝勝パーティーから数日後。現在、兵藤家のリビングではなぜかリアス先輩が家の両親に挨拶していた。

 リアス先輩が言っていたサプライズとはこういうことらしい。兄さんと僕は唖然としている。アーシアさんは何やら思案しているようだ。

「まあ、どうしましょう。アーシアちゃんにリアスさん、娘が二人もできちゃうのね」

 母さんはアーシアさんが来て以降、娘のようにかわいがっているので、女の子が増えるのは賛成らしい。

「うんうん。女の子が増えるのはいいことだな。特に若い女の子が増えるのは実にいいことだ」

 父さんもうなずいている。しかし、その発言はまずいだろう。

「・・・・・・・お父さん? あとでO☆HA☆NA☆SHIしましょうか」

「ハ、ハハハハハハ・・・・・・・・母さん、冗談に決まってるだろう?」

 父さんは顔色を悪くしながら母さんにそう言うが、母さんのO☆HA☆NA☆SHIから逃れることはできないだろう。兄さんも母さんのO☆HA☆NA☆SHIをよく受けていたので、心なしか顔色が悪くなってきていた。

「ナ
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