第14話
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Side 渚
あのレーティング・ゲームから数日後。ゲームの疲労や怪我が完全に治った今日は、勝利を祝うパーティーだ。
「それじゃあ、始めるわよ」
悪魔のお仕事は今日は中止で、みんなが部室に集まっている。
「今回は私のためにみんながんばってくれたわね。本当にありがとう。私は本当にいい下僕を持ったわ。今日はそんな勝利を祝うパーティーよ。たくさん食べて、たくさん飲んで楽しみましょう!」
『はい!』
リアス先輩が、初めのあいさつをしてパーティーが始まった。初勝利ということと、それが公式戦実質無敗のフェニックスに勝ったということで、みんなの顔には笑顔が浮かんでいる。
今日は料理各種、飲み物各種充実したラインナップで豪華なパーティーだ。
「それじゃあ、かんぱい!」
『かんぱい!』
それぞれ手に持ったグラスを軽くぶつけ合って、飲み物を飲む。僕はジンジャエールだ。
みんなは思い思いに料理を取り、それに舌鼓を打つ。
「それにしても、勝ててよかったよな」
「そうだね。部長もこれで肩の荷が一つ降りただろうね」
兄さんと祐斗が話し出した。
「初めてのレーティング・ゲーム。俺はあんまり活躍できなかった気がするなぁ」
「僕も最終的にはやられちゃったからね」
「・・・・・・私はナギ先輩に庇われなかったらやられてました」
料理を食べていた小猫ちゃんが話に入ってきた。
「それは仕方ないよ、兄さんに小猫ちゃん」
男同士の会話に、僕も混ぜてもらおうと近づいて話しかけた。
「そうかぁ? あの時油断しなければもっと戦えたと思うぞ?」
「そう思うんだったら、修行だね。もちろん僕も付き合うよ、イッセーくんに小猫ちゃん」
「ホントか? それならよろしく頼むわ。今度のゲームでは活躍してやるぜ!」
「・・・・・・・よろしくお願いします」
「3人とも、僕を仲間外れにしないでよ。特に兄さんと祐斗、男同士だろ? ひどいじゃないか」
なんか3人で会話が進んでいくので、割って入る。
「「?」」
「・・・・・・・その通りです」
・・・・・・・・二人が何言っているんだ。的な顔で僕を見てきた。小猫ちゃんは僕の言葉にうなずいてくれてる。ちょっと顔が赤いのは僕が庇った時のことを思い出しているのだろう。
「・・・・・・・もしかして、O☆HA☆NA☆SHIが必要かい?」
「まさか! 渚も仲間に決まっているよ!」
冷汗が首筋を伝っているのが見えているぞ、祐斗よ。
「そうだぞ! 誰も渚の事を女の子だなんて思ってないって!」
顔に汗を滲ませながらそういう兄さん。・・・・・・・やはり、O☆HA☆NA☆SH
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