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ハイスクールD×D 〜銀白の剣士〜
第10話
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セー、そういうことらしいわよ?」

 これが、昨日部長が言っていたことだったんだな。俺は自信を持ってもいいらしい。


Side out





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Side 渚


 兄さんとリアス先輩が会話をしている。

確かに兄さんに才能はないだろう。でも、『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』を使えばそれは別だ。

 『赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)』は持ち主の力を倍にしていく。鍛えたことにより、兄さんの初期値が少し上がるだけでも、赤龍帝の籠手(ブーステッド・ギア)により倍になっていく力も大きい。源がたった1だけ上がるだけでも大きな成長なのだ。

「あなたはゲームの要になるわ。イッセーの攻撃力が状況を左右する。一対一だったら力の倍加中は無防備だけど、レーティングゲームはチーム戦。あなたのフォローをしてくれる仲間がいる。私たちを信じなさい。そうすればイッセーも私たちも強くなれる。勝てるわ!」

 リアス先輩が自信満々に言った。確かにその通りだろう。

「そういうとこさ、兄さん。フェニックスだろうと関係ない。僕たちがどれだけ強いのか見せてやろう!」

「そうだな、渚!」

 昨日の落ち込んでいた兄さんはもういなかった。思わず笑みがこぼれる。

「渚の言う通りよ。ライザーに目にもの見せてやりましょう!」

『はい!』

 全員が力強く返事をした。

 こうして決意を新たにした、山籠もりの修行は順調に進み、無事に終わりを迎え、あとはゲームを待つのみとなった。


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