第1章
旧校舎のディアボロス
第11話 千秋VS堕天使
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!!」
ウワァー!?やっちゃった!恥ずかしいよぉ!?
私はイッセー兄の事になると、よく周りが見えなくなる。明日夏兄曰く暴走らしい。
イッセー兄には見せない方が良いと言われていた。だから絶対にイッセー兄に暴走している自分を見せたくなかったのに。
今までは明日夏兄のフォローのおかげで大丈夫だったのにぃ!?
オマケにさっきの足手まとい宣言。女の子には言われたくないよね、男な訳だし。
……マイナスポイントだらけだ……。
これも全部、目の前の堕天使のせいだ!絶対にただではすまさせない!!
完全に八つ当たり気味な事を考えている私は目の前の堕天使を睨む。
「な、なんだ!?この殺気は……!?」
たぶん、今の私は全ての堕天使を殺すつもりの殺気を放っているだろう。
「危険だな。今の内に始末するか!」
ヒュッ!
堕天使が光の槍を投げ付けてくる。
バキィン!
私はそれを蹴りで叩き落とす。
「チッ!」
それを見て堕天使が飛び上がる。
私は空かさず電柱を駆け登り、堕天使の真上を取る!
「ッ!?」
そのまま蹴りを入れる!
「チィッ!」
堕天使が光の槍を盾にするが、それごと地面に叩き落とす!
「がっ!?」
私はそのまま首に膝蹴りを入れようとするが、堕天使が光の槍を投げ付けてる。
私はそれを体を捻って避けて、そのまま地面に着地する。
「もらったッ!」
堕天使が着地の隙を突く様に光の槍で斬り込んでくる!
「千秋!」
イッセー兄が叫ぶ中、私は截拳道のサマーソルトキックで堕天使を蹴り上げる!
「がっ!?」
そこへ截拳道の連続技を堕天使に叩き込んで吹き飛ばす!
吹き飛ばされた堕天使はヨロヨロと立ち上がる。
「ぐっ……ここは一時引く!?」
堕天使はこの場から飛び去っていく。
追いかける事もできたけど、イッセー兄の事を放っておく事もできない。イッセー兄がいなかったらすぐにでも追いかけて、あの堕天使の居場所を聞き出したんだけど。
「ふぅ」
「千秋、大丈夫か!」
「うん。イッセー兄は?」
「俺も大丈夫だ」
「よかった」
「……なんか情けないな、俺……」
「仕方ないよ。イッセー兄はついこの間まで普通の人間だった訳だし。私は鍛えてるから」
「そうだけど……」
やっぱり、分かっていても納得は出来ないよね。男の子が女の子に守ってもらうってのは。
「イッセー兄だって強くなれるよ。運動神経は良い方なんだから」
実際、運動神経は良い方だし、何より神器がある。
でも、あの神器はもしか
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