暁 〜小説投稿サイト〜
インフィニット・ストラトス〜IS学園に技術者を放り込んでみた〜
本編
第14話「とある日の放課後の出来事」
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りもかねてたのね…」
鏡也
「そういうこと」

“パワーローダー”とは、オラクルで開発された亜人型のパワードスーツだ。
胸部分に背中を預けて装着し、操縦者の意思や動きに合わせて機械の腕や足が動く仕組みになっている。
ISと違いコアを必要としないが粒子変換や絶対防御といった機能が存在しない。
それに試作機のせいもあるが飛行機能がついておらず、代わりに地面から数センチだけ浮いて移動する浮遊機能(ホバークラフト)がついてる。

今回、香奈にはパワーローダーの歩行テストも兼ねて穴に埋める土砂を運ぶ作業を頼んでいたのだ。

香奈
「あの〜、土砂(コレ)はどこに置いておけばいいですか?」
鏡也
「ああ、そこらへんに置いといて」
香奈
「は〜い」

[ドスンッ!!!]

ゆっくりとした動作で荷物を下ろしたが、かなりの重音が周囲に響く。

ケイン
「…それでカナ、“パワーローダー”の調子はどうだった?」
香奈
「すっごくいいですよ! 何十キロもあった土砂を持ちあげるのも、運ぶのも全然楽でした! 機械音もそこまで大きくないですし、排熱量の問題も今のところOKです。ただ、使ってて思ったことがこの子“重い”んですよね〜」
鏡也
「まぁ、そいつはテスト機だからな…」
小?
「当面の目的は、パワーローダーの軽量化と小型化といったところでしょうか?」
鏡也
「そうだな。…他にも使ってて感じたことがあれば言ってくれ。そういう感覚(・・・・・・・)はお前が一番解るんだから」
香奈
「了解しました!」

器用に大きな腕で敬礼をとり、屈託のない笑顔でそう答えた。
頼りにしてるぞ。


「…ところでこの土砂はどこからもってきたのかしら?」
鏡也&ケイン&香奈
「「「ああ、それはこの間新しく地下室を作ったときのやつ(です)…」」」

「……学園に何を作っているのよあなた達は…」
鏡也&ケイン&香奈
「「「いや(いえ)、秘密基地とか隠し部屋って憧れない(ません)?」」」

「………とにかく」
ケイン
「あ、話そらした」
鏡也
「間があるってことは肯定と同じだぞ虚」
小?
「あ、あはは……」

苦笑も認めてるのと同じだぞシャオ


「コホン…。織斑先生(依頼主)から『明日からの授業に影響がでるから、夕方までに埋めろ』とのことよ」
鏡也&ケイン
「「え〜〜〜!!??」」

「はぁ…、最近運動不足だから手作業で穴を埋めるって言いだしたの自分たちでしょう?」
香奈
「虚先輩、そこは手作業で大穴を1時間足らずで半分も埋めたことに突っ込むべきです」
鏡也&ケイン
「「いやぁ〜照れるな…///」

「褒めてないわ」

ありゃ、辛辣

小?
「あ、すみ
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