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めだかボックス 〜From despair to hope 〜
第5箱 「2歳児にはちょっときついよぉ………。」
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だ。



「情けは無用だ!私は全力の貴様と戦いたい!」



そう言って……気がつけば更に1勝……!

そして7回戦が終了。

めだかは徐々に打つ手の鋭さを上げていく。

即ち 同じような手は二度通用しない。

回を重ねるごとにさらに白熱していく!!





だけど……。





「ううん…zzz むにゃ……」



善吉はもうオネム状態になっちゃって。


実際僕も眠いんだ……。


白熱したって……。

どんだけ、うち筋が鋭くったって………。

僕……基本は2歳児の体だし。






ウトウトしてると……。




「さあ!貴様の番だぞ!」


たたき起こされ……まではしないけど起こされる。


「はぁ………い。」


(さて、ここまできたらちょっと、しんどくなってきたよ……。でも、万全じゃないとまためだかちゃんに言われるし……。集中集中)

「あ!!」





そうだ!いい事、思いついた!

ワザと負けようとしたらめだかは分かってしまうけど。

これなら…… きっとバレないよね?



「ん?どうした?」



劉一の表情が変わった為めだかが聞いてみると……。

「えへへ…… いや、なんでもないよ!ほら、めだかちゃんの番だよ!」

不敵な顔をしてめだかに言った。

「ふふふ……。望むところだ!」

その表情にめだかは喜び……。

試合が再スタートする。






・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・






どちらも引かぬ接戦……。



そして……



めだか (黒) 34個  劉一 (白) 30個



めだかの勝利だ。



「ふ……っ!やっと貴様に勝てたな!」

「ははは!そうだね。」



めだかちゃんが喜んでいる。

その顔を見れたこと、それも凄く嬉しかった。

それだけの笑顔だったから……。




「ここから声がしたんだな!!!」

「はいッ!!他の患者さんが言ってました!」






部屋の外が慌しくなってきた

「む……そうだったな。忘れていた。 私は逃げていたんだった。まだ貴様のほうが勝率高かったのだが仕方あるまい……。」

そう言うと立ち上がり劉一と善吉の方を向いた。

「今日は楽しかったぞ!劉一に善吉!では またな!」

善吉は眠ってしまっていたが、とりあえず僕は笑顔で手を振った。

そう言ってめ
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