機動戦士ガンダムSEED
0239話
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なくて。この後に行われるパーティには出席するんですか?」
「まぁ、シャドウミラーとしては参加しない訳にはいかないだろうな」
「それは良かった。そのパーティにはレイも参加する予定ですので」
「なるほど、会議前に言ってた以前の話の返事か?」
「そうなります。本人も悩みながら決めた事ですので、きちんと話を聞いてやって下さい」
デュランダルのこの様子からして、どうやらプラントからシャドウミラーへと移って来るのを承知したとみて良さそうだな。ただ、そうなるとレイには悪いが暫くの間は俺達の情報を漏洩しないように監視する必要があるか。
「分かった。パーティで会うのを楽しみにしていると伝えてくれ」
「はい。では、また後程パーティで」
頭を軽く下げ、その場を去っていくデュランダル。その後ろ姿を見ながらコーネリアがポツリと呟く。
「なかなかやり手のようだな」
「ああ。本来の歴史ではこのユニウス条約がザフト不利な内容だった為、議長を辞職したアイリーンの後を継いでプラント最高評議会の議長に就任する人物だ」
「ほう。だが、それはアクセルの知っている歴史なのだろう?」
「そうなるな。そっちではかなりザフト側に不利な条約になっていたからな」
実際、この世界のユニウス条約はプラントが有利な内容となっている。そして条約の調印場所もユニウスセブン跡地と、原作通りの流れとなっているのだ。これでアイリーンが原作のように議長を辞職したとすれば、それはプラント内での問題くらいしか考えられない。
「まぁ、仮定の話をしてもしょうがない。パーティまで多少の時間があるが早めに準備するとしよう。ほら、行くぞ。折角のパーティなんだ。アクセルにもそれなりにめかしこんでもらわないとな」
「……めかしこむ、ねぇ。俺としては堅苦しいのはそんなに好きじゃないんだがな。コーネリアの艶姿は楽しみだが」
「フフッ、嬉しい事を言ってくれる。だが、そんな艶姿の私を放っておく訳にもいかないだろう? いい女にはエスコート役の男が必要だしな」
笑顔でそう告げたコーネリアが、俺の腕を引っ張ってドレスを置いてある部屋へと向かう。……当然、俺とコーネリアでは男と女という事で部屋は別々だが。
何故俺達シャドウミラーがパーティドレスなんて場違いな物を持っているかというと、以前のメギロートとM1アストレイの模擬戦でユウナ・ロマ・セイランと賭けを行った時に買っておいたそうだ。……ちなみに、その時に買い漁った洋服やらなにやらの山は、ホワイトスターにある俺達の家の一室を占拠していたりする。いわゆるドレッシングルームと言われるような部屋だな。
レモンや俺に関しては、戦闘続きでそんな買い物をする暇も無いままにアインスト空間から次元の狭間に呑み込まれてホワイトスターに。コーネリアはブラッ
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