暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0239話
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ぁ、その辺は俺達が関わらずにオーブ任せになるのだろうが。
 ミラージュコロイドはともかく、Nジャマーキャンセラーに関してはさすがに連合・プラント共に譲る気が無かったらしく、かなり強烈なやり取りをしていた。結果的にはウズミがグレイとデュランダルの要求を呑む形となり、このSEED世界では全ての勢力がNジャマーキャンセラーの軍事利用を禁止する事になった。……いや、どのみちシャドウミラーの機体は核融合ジェネレーターやプラズマジェネレーターがメインだから構わないんだけどな。オーブにしてもシーリオンの解析や研究を続けていけばそのうち核分裂から核融合へ技術的に進化していくだろうし。
 もっともウズミの事だ。もし実用化してもMSの動力源ではなく、電力不足の解決手段として発表するだろう。……少なくても、一般的には。
 俺の出した草案と変わった所はこのくらいだな。MS等の保有数、アズラエルとパトリック・ザラの裁判、プラント理事国家のプラントに対する関税優遇措置の撤廃、査察の無条件受け入れ、連合・プラントのミラージュコロイドの軍事的利用の禁止、条約監視団常駐基地の提供、月の中立化、といった内容は殆ど俺の草案がそのまま受け入れられた形となる。

「この条約の締結については、シャドウミラー側からの希望でユニウスセブン跡地で行われる事とする。アクセル君」

 ウズミに呼ばれ、座っていた椅子から立ち上がる。

「今回の戦争の原因は色々とあるが、最大の理由はやはりブルーコスモスがユニウスセブンに核を撃ち込んだ事だ。ユニウスセブンによって起こった戦争だけに、ユニウスセブンで終戦条約の締結を行いたい。また、この条約に関しては以降ユニウス条約と呼称する」

 俺の言葉に頷く3人の政治家達。ユニウス条約の名前に関しては、特に変更する必要性も感じなかったので、原作のまま使わせて貰う事にした。

「では、これにて終戦協定に向けた会議を終了とする。長時間の会議で疲れただろうが、実りある時間だった。夕方からは小規模ながらパーティを予定しているので存分に楽しんでいって欲しい」

 ウズミのその言葉で終戦協定の会議が終了する。





「お疲れ様だな」

 会議室から出た俺へとコーネリアが労ってくる。ブリタニアの皇女としてこういう会議に出る機会が多かったであろうコーネリアだからこそこうして平然としているのだろうが、この手の会議に出るのが初めてだった俺にとっては精神的な疲労を感じている。これなら連合軍やザフト相手に一人で無双していた方がまだ楽だったな。

「アクセルさん」

 そんな俺達へと声を掛けてきたのは、会議場からこちらを追うようにして出て来たデュランダルだった。

「どうした? ユニウス条約の件に関してならもう一杯一杯だぞ」
「いえ、そうでは
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