暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディザード 〜女子高生は竜の魔法使い〜
epic7 驚愕…新たな敵・ベクターノイド
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ップしているから、負ける気が全くしないぜ。)

そう、パワードタイガーは前回の戦い以来負の力を貯め込む事に集中し、昨夜になってようやく負の力の充填が完了…ついでに新たな力まで手に入れていたのである。
もしこれで負ける事があったら、散っていった仲間達に申し訳が立たない…パワードタイガーは己の心に強く誓い、あぐらをかいて待ち続けていた。
待ち続ける事数分、今日は来ないのか…とあきらめかけていた、その時。

目の前に光の輪が現れ、ユラユラとゆれていたのである。
パワードタイガーは待ってましたとばかりに立ち上がり、両拳をガシガシぶつけて待ちかまえていた。
奴か、それとも別の存在か……?
パワードタイガーは、今か今かと舌なめずりしながら光の輪を見つめていたが。
しかし、現れたのはディザードでも何でもない白い宇宙人型の変な敵。
さすがのパワードタイガーも、期待はずれの敵に内心苦笑していた。
がしかし、目の前の奴が誰だろうが関係あるものか、相手を無視するのは俺のプライドが許さねぇ…パワードタイガーは取りあえず白い宇宙人型に質問をぶつけた。

『…テメェは何者だ。』
『……。』
『何かしゃべったらどうなんだ!』
『……。』

すると、宇宙人型の敵は両手を銃に変形させパワードタイガーの足元に発砲してきたのである。

ヂュンッ、ヂュンッ!!

『…貴様に話す事はない。相手になるなら、相手しよう。』
『…ふん、ようやく答えたか。しかも俺に向かって発砲するとは、いい度胸だな。』
『貴様なぞ、私の敵ではない。古き人造人間よ、お前達は早く異世界に帰るがいい。』
『そんな事言われちゃあ、黙ってる訳にはいかないな。いいだろう、竜の魔法使いが来るまで相手になってやらぁ!』

こうしてパワードタイガーと謎の敵との戦いが始まり現在に至っている。



「…な、何だこりゃ!?ロータリーがメチャクチャじゃないか!!」
「あ、片桐刑事!ご覧ください、あの二体のおかげでロータリー周辺が大パニックですよ。」

片桐が到着し辺りを見回した頃には、ロータリーの近辺には破壊された木々の残骸が散乱しており、住人は完全に近所へ避難して迷惑そうな顔で成り行きを見守っている。
確かにこのままだと、いつまでたっても全くらちが開かないのは明白。
仕方なく片桐はアームズリングとドライバーオンリングを取り出し、手早く変身すると右のリングをコネクトリングに変更、それを使用してメタルカリバーを取り出し二体のいる戦場に向けて走り出した。

「待て待て待てえぇぇぇぇ、こんな街中で戦うな…いい加減にやめろ!」
『ん?テメェは確か、竜の魔法使いのオプション…。』
『貴様の
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