TURN70 ドクツ軍の崩壊その五
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「数はこちらが圧倒しています」
「それでもだよね」
「はい、ドクツ軍は強力です」
その装備も将兵の質もだというのだ。
「油断はできません」
「じゃあこの戦力で一気に攻めて」
「数で押し切ります」
単純だがそれだけに効果的な作戦だった。
「ビームの一斉射撃を続けて」
「そして突撃だね」
「退く艦艇は後方から撃ってでもです」
非常手段だがそれを使ってもだというのだ。
「攻めます」
「そうだね。とにかくこの戦いで勝って」
「次はドクツ本土です」
「まずはプロイセンからで」
「そしてベルリンです」
次はそこだった。
「一気に攻めますので」
「そうしようね」
「では」
こう話してソビエト軍も動いた。彼等はその数を頼りにドクツ軍に迫る。
ジューコフはコンドラチェンコに言った。
「同志コンドラチェンコ、パイプオルガンだ」
「あれですか」
「まずは私がビームの一斉射撃を浴びせる」
その圧倒的な数のビーム砲によってだというのだ。
「それからだ」
「俺がパイプオルガンを使って」
「一回の攻撃で決める」
まさに一撃でだというのだ。
「そうしよう」
「それでは」
ドクツ軍から最初に攻撃が来た、マンシュタインは果敢にビームを放たたせる、射程も個々の威力もソビエト軍より上だ。
だがそれでも数が少ない。それで今のソビエト軍はどうにもできなかった。
「流石に数が違いますね」
「数は力です」
ジューコフはリトアニアにも答える。旗艦ソビエツスキーの艦橋でしかと戦局を見ている。
「幾ら敵の装備がよくとも」
「数が圧倒していればですね」
「勝てます。では」
「はい、ビームの一斉攻撃ですね」
「リトアニア殿にはご親友への再会を」
それをプレゼントするというのだ。
「楽しみにして下さい」
「別にそれは」
「宜しいですか」
「そこまではいいですから」
リトアニアは謙遜してジューコフに返す。
「とにかく勝つことです」
「わかりました。それでは」
「はい、勝ちましょう」
リトアニアはジューコフに返しそしてだった。
彼等は照準を定めなかった。その数を頼みにビームの一斉射撃を放った。
百個艦隊の攻撃は地点攻撃だった。だがそれは今の数で劣るドクツ軍をまともに撃った。
光は壁となってドクツ軍の艦艇を撃つ。銀河に現れた破壊の光の壁は彼等を容赦なく撃ちのめし破壊していった。
それは最早戦闘ではなく一方的な攻撃だった。しかも。
今度はコンドラチェンコがドクツ軍を見据えて命令を出した。
「ミサイル発射用意」
「一斉射撃ですね」
「ああ、カチューシャだ」
それだとベラルーシに述べる。
「それでいこうな」
「わかりました。それでは」
「ベラルーシさん達jの
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