第四章 空白期編
第百六話 『魔弾の射手』
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
ん、少しいいかしら?」
「はい。なんでしょうミゼさん?」
「ちょっと地上の武装隊から教導隊として一日短期教導をやってほしいと依頼がシホさん宛てに来ているのよ。
それで悪いんだけど向かってもらっていいかしら。
もし魔術事件が発生したら士郎さんとカレンさん達やあなたの自慢の魔術の教え子達に向かってもらうから安心していいわ」
「わかりました。それでは向かわせてもらいます」
二つ返事でシホは承諾してとある武装隊に向かうことになった。
そこに将来一緒の課に配属になるだろう一人の男がいてシホは出会うことになる。
◆◇―――――――――◇◆
Side シホ・E・S・高町
私はミゼさんに言われた武装隊の隊舎に向かった。
そういえばこの部隊には確かシグナムがいたなぁ…と思い出したり。
もしかしたらシグナムが私の名前を出したのかもしれないわね。
そしてそこにはかなりの腕の狙撃手がいるという話である。
一度会ってみたいかも。
そんな事を考えながら隊舎の中に入り受け付けをした後、部隊の人達が集まっているロビーに向かうと途中で待ってくれていたのかさっそくシグナムと遭遇した。
「来たか、シュバインオーグ」
「えぇ。今日一日よろしくねシグナム」
「あぁ。隊舎の中を案内しよう」
「お願いね」
それでシグナムに案内されながら色々と話を交わす。
「シュバインオーグ、魔術事件対策課で士郎はしっかりと仕事をしているか?」
「えぇ。アインスとツルギ君のために一生懸命働いているみたいよ」
「そうか。それならなによりだな」
そこに一人の背が高い男性が走ってくる。
「シグナムの姐さん、シホ・E・S・高町二等空尉は来ていますか?」
「あぁ、“ヴァイス”。ちょうど今一緒にいるぞ。おまえも顔は知っているだろう?」
「えぇ。同じ狙撃手としては憧れですからね。
初めまして、自分は“ヴァイス・グランセニック”一等陸士です」
「シホ・E・S・高町二等空尉です。気軽に名前で呼んで結構ですから。後、堅苦しいのもアレなんで気軽にいきましょう」
「そうっすか? でしたらそうさせていただきますよ、シホさん」
「えぇ、ヴァイスさん。それよりもしかしてヴァイスさんが噂の凄腕のスナイパーなの…?」
「あぁ。ヴァイスはウチの隊の狙撃手だ。かなりの精度をつけられるぞ」
「ははっ。恥ずかしいっすね…」
ヴァイスさんはそれで照れていた。
でもシグナムは持ち上げといて落とすというのを忘れないで実践しているようで、
「…まぁ、シュバインオーグと士郎の腕に比べれば断然劣るがな」
「手厳しいっすね…」
「調子付かれては気を緩めるからな。私はそこは厳しくいくと決めている」
「そうっすか。それよりシホさん、今日は一日よろ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ