暁 〜小説投稿サイト〜
恋姫〜如水伝〜
十一話
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
街の郊外 曹操軍陣地

華琳は主だった将を集め、今回の戦役についての報告を語らせた。
全ての報告を聞いた後、華琳は新たに曹操の臣となった者について話した。
「どういった者達だ」
「如水はまだ知らなかったわね、この街で義勇軍として黄巾党に戦った者よ。秋蘭の言う通りなら、まだ荒削りながら鍛えれば、今後の有能な将となるでしょう。入って来なさい」
華琳の呼びが掛かり三人の女性が入って来た。
「紹介するわ、楽進、李典、于禁よ。三人共、改めて挨拶しなさい」
「この度曹操様の軍に加わりました楽進です、以後曹操様の為に我が武を持って尽くす所存です。よろしくお願いします」
「うちは李典ちゅうんや、以後よろしゅうお願いしますわ」
「私は于禁てゆうのー♪、二人と同じくよろしくお願いするの」
三人の紹介を終わり、如水はある事に気づいた。
「そこの李典という女性。もしかして以前、カゴ売りをしていなかったか」
「あら、気づいたようね。李典だけでなく他の二人も以前に陳留でカゴ売りをしていたそうよ。そうよね、春蘭、秋蘭」
二人が同意すると、李典が如水に話しかけてきた。
「あん時の兄ちゃんか、この前はおおきにな」
「いや、私こそあの時は安く売って貰って感謝している」
一通り雑談を済ませた処で華琳は三人に向き合って話しかけた
「三人に私の真名を授けるわ。以後、華琳と呼びなさい」
「では、私の方も、私の真名は凪といいます。以後そうお呼び下さい」
「うちの真名は真桜ちゅうんや。以後そう呼んでや」
「私の真名は沙和っていうの。よろしくおねがいしますなのー♪」
「三人についてだけど、如水の指揮下に入ってもらうは。三人共、如水の命を聞き、指導を受けなさい」
「私はかまわんが、三人はどう思う」
「うちは異存ないは、この前教わった事意外も知りたいし」
「華琳様の命とあれば私も異存ありません。それに真桜がそこまで信頼している御仁です、喜んで御指導を願います」
「二人がいいなら私もかまわないのー♪」
「如水、三人の教育は任せたわよ」
「了解した、期待に応えるように指導しよう」

その後、華琳は今後の方針について決める為、軍議を開いた。
「この付近の黄巾党は一掃したわ。これからどう動こうかしら。桂花、糧食の残りはいくらほどある」
「十ヶ月程かと思われます、更に、今回如水殿が持って来た物を含めると三年と程かと」
「華琳様、闇雲に動いてもどうしようもありません、一旦引き上げた方が良いかと思いますが」
「そうね、その通りなのだけど何か気になるのよね、如水何か掴んでいない」
「かなり遠方だが、南東の方に一万程黄巾党が集まっている、私が拠点と食糧を奪ったせいと、この辺を一掃したせいででまだ増えている」
「どういった所なの」
「街道を集める交通の要所だ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ