十一話
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隊の指揮を凪達に任せ、自身は華琳と馬首を合わせ、現在の黄巾党の動きを報せた。
「目的地の黄巾党は増える一方だそうだ、三日前は一万だったが現在は五万以上に膨れ上がっている。おそらくまだ増えるだろう。それだけの規模なら敗残兵だけでなく黄巾党の上層が送った兵も居るだろう。ここを討てば首領の張角の居場所が分かるかもしれん」
「そう。なら、次の戦いが連中の総力と見てもいいのかもね」
「しかし、こちらの兵力は各地の義勇軍を合わせても、二万七千。その内頼りになるのは君が連れてきた本軍二万。相手が賊の群れとはいえ少々危険だと思うが」
「その心配なら大丈夫だと思うわ、官軍が今の状況を見逃すとは思えない」
「しかし、官軍が当てになるかな。このまま増えていけば少なくとも相手は十万を超える大部隊になるだろう。それに兵の錬度はともかく、それを指導している者は今までとは比べ物にならんと思うが」
「有力な諸侯の内、見る目のある者はその場所を見逃さないはず。かならずその場所に来るわ」
華琳の予想に如水は疑問を持った。
「失礼だが、その根拠は一体何処から来ているのか教えて欲しい」
その質問に華琳は笑って答えた
「私の勘よ」
その言葉に納得がいった如水だった
「そうか。なら安心だ」
そう言った後、如水は自身の部隊に戻った
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