第ニ話「僕はトラヴィス・ファン・オーヴァン」
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げて問うと、ふわっとした柔らかな笑みが返ってきた。
「ええ、そうよ。精霊さんはどこにでもいるの。この部屋にもいるのよ?」
「えー、どこどこ〜? せいれいさんみえないよー?」
むぅ、精霊を視認できないとは。まだ神眼が開眼していないのかな?
神眼とは神なら誰でも持っている目で、精霊や力の流れを視認することが出来る。魂は神性を帯びているから神眼は開眼するはずだ、そのうち。
「はやくせいれいさんみたーい! ぼく、せいれいさんだーいすき!」
「ええそうね。精霊さんもトラちゃんのことが大好きよ。きっと姿を見せてくれるわ」
実際俺は精霊が好きだ。天上界にいた頃は精霊王たちとも仲良くしていたし、よく下界に降りては精霊たちと遊んだりしていた。
――この世界の精霊たちとも仲良く出来ればいいな。
その後、眠くなるまで母様と一緒に本を読んだ。
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