第1章
旧校舎のディアボロス
第10話 契約取り
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おれはその場で崩れて泣き出してしまう。
ガチャ。
「……しょうがないなぁ」
同情してくれた森沢さんが中にいれてくれた。
「で?君も悪魔なんだから、特技くらいあるだろう。とりあえず見せてくれよ」
「ド〜ラ〜ゴ〜ン〜波ァッ!!……すいません。まだ、なにもできないんです……」
ドラゴン波の真似をしてから正直に言う。
「ドラグ・ソボールか。ふん、どうせ君の年じゃ再放送組だな。僕なんか直撃世代だぜ!見ろ!全部初版本だよ!」
本棚のカーテンが開けられると、そこにはドラグ・ソボールのコミックが全巻あった。
「直撃世代がなんだってんですか!」
「なに!?」
「俺だって全巻特装版持ってるんすよ!」
「プッ。貴様には分かるまい。毎週水曜放送の翌日、アルティメット豪気玉を作る為、友人達と地球上の豪気を集めた熱い日々を!」
「俺だって悪友達と公園で気で探るかくれんぼくらいやったっつーの!今でも主人公の空孫悟が世界最強だって信じてるんスよ!」
「僕はゼルが最強だと思うがな!」
「ッ!それもある意味ありですね!」
「だろう!」
「でも!やっぱ空孫悟ドラゴン波っスよ!」
すると、森沢さんがドラグ・ソボールのコミックを何冊かをテーブルの上に置く。
「フッ、語るかい?」
フッ。
「語りますか」
そのまま、俺達はドラグ・ソボールについて熱く語り合った。
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