第九十九話 ミラニとシャオニの連携は大丈夫か?
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らセイラ達を見つめる。
「だが油断はするなよ」
「へ?」
「ああ見えて彼女達は強いぞ」
「そうなの?」
「二人だけのギルドパーティ『笑う森(ラフィングフォレスト)』。それが彼女達のもう一つの顔だ」
「へぇ、聞いたことあるよ。どちらもギルドランクBランク。だけどパーティランクはAランクらしいね」
その通りだ。
セイラ達は、個人ではBランクのギルド登録者だが、パーティでの強さランクではAランクに位置付けられているのだ。
それだけチームとしての連携力が高評価ということだ。
先程ミラニはセイラの提案した方式に疑問を感じて聞き返した。
その理由は、交代制にすれば、その連携力も半減するのではと思ったからだ。
ミラニは彼女達の闘い方を知っている。
特に素晴らしいのは二人が連携して同時攻略に挑む時だ。
だが交代制にすると、それは叶わない。
どうして、自分達に不利な提案をしたのか気になったが、こちらとしては助かるので追及はしなかった。
今舞台を挟んで両者が対面する。
「さあ! 両陣営、準備はよろしいですか!」
モアの声が響き、ミラニはシャオニに視線を向ける。
「最初は私が行ってもいいか?」
「いいよぉ〜」
ミラニは了承を得て舞台に上がる。
向こうも一人舞台に上がってくる。
「最初はセイラか」
「行くでミラニちゃん」
「ああ、互いに全力でな」
互いに視線を強くぶつける。
「いいですか! それでは……」
モアの次の言葉を誰もが待つ。
「始めぇっ!!!」
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