機動戦士ガンダムSEED
0238話
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も、その2機を提出したという功績もあってこのオーブで半ば自由な行動を許されているのだが。
「それはM1アストレイを使ってるらしいです。バスターを使っていたディアッカはともかく、似たような機体特性だったデュエルを使っていたイザークには扱い易い機体らしいですよ」
「まぁ、砲撃戦用のバスターに機動性重視のM1アストレイだからな」
そこまで言って、ふと思う。俺の空間倉庫に眠っている大量のストライクダガーを使えるんじゃないか、と。実戦配備されるのはM1アストレイにしてもMSの訓練機としてなら十分に使えるんじゃないか? ……良し、後でウズミに話してみるか。
そう思った俺だったが、実はオーブの方でもストライクダガーを大量に鹵獲していたのを知るのはもう少し先の話。
「さて、そろそろ会議が始まる時間だ。準備はいいかね?」
しばらく雑談をしていると、時計を確認したウズミがそう声を掛けてくる。
それを聞いた俺達は意識を切り替え、会議場へと向かう事にする。
とは言っても、実際に会議に参加するのはオーブからはウズミとオーブの閣僚が数人。シャドウミラーからは俺とコーネリアのみだ。連合とプラント側もこちらと大差無い。
さすがに国際会議と言ってもいいこの会議に、秘書見習いのカガリやその護衛であるアスランを参加させる訳にはいかない。
「コーネリアさん、頑張って下さいね」
コーネリアへとそう声を掛けているカガリだが、会議に参加するのは俺であってコーネリアはあくまでも俺の補佐だ。そして俺にしたって基本は抑止力として会議に参加するので特に口を出す予定は無い。
「あ、ああ。だが、私はあくまでもアクセルの補佐でしかないんだがな」
苦笑を浮かべつつも、ここまで好かれては悪い気はしないのかその口調はどこか優しく感じた。
さて、いよいよ終戦協定を決める会議か。原作と違い、シャドウミラーやオーブが第3勢力の戦勝国として取り仕切る会議だから、失敗は許されない。
いくら俺の役目が抑止力で、実際に会議に参加するのはウズミを始めとするオーブの政治家達だからと言ってもそれなりの緊張感はある。何せ個人としての交渉はともかく、実際にこういう大きな場に俺が出るのは初めてなのだから。
「アクセル、余り緊張するな。お前には私が付いている。それに、私だけじゃなくてレモンやマリューもいるだろう?」
柄にもなく緊張している俺を気遣ったのか、そっと手を握ってくるコーネリア。その手を握り替えすだけで俺の中にあった緊張は解けるように消えさっていく。
「悪いな」
「何、このお礼は後でデートして返して貰うとするよ」
「……そうだな、どこかいい場所が無いか探しておくよ」
こうして緊張の解けた俺とコーネリアはウズミの後に付いて会議室へと
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