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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0238話
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の3人を横目に、ウズミへと尋ねる。

「もう行政府に到着している。会議が始まるまで後30分といった所だからな。プラントからはギルバート・デュランダル議員が。連合からはジョゼフ・コープランドの信任が厚いと言われている腹心が来ている」
「ギルバート・デュランダルが?」
「知ってるのかね?」
「プラントで一度会った。クルーゼの知り合いだったという話でな。食えない男だよ」

 俺の言葉にフム、と頷くウズミ。

「アクセル君にそこまで言わせるとなると、政治的な能力も高いんだろうな」
「それは保証する」

 何せDESTINYではプラントの最高評議会議長を務めていた人物だ。その一方でブルーコスモスを含めたロゴスを操り人形の如く動かして世界の敵へと仕立て上げたその手腕を考えると、どちらかというと政治家ではなく謀略家の一面も強い印象だが。

「まぁ、それでも終戦の為に俺達が出す条件に関しては呑まざるを得ないだろうがな。その点で難しいのは連合側だろう」

 俺の出した条件は一番有利なのは当然戦勝国の俺達で、次がプラント、そして連合となっている。
 そんな俺達の会話を聞いていたカガリ達だったが、やがてコーネリアが口を開く。

「とは言え、連合軍側としても強硬に反対は出来ないだろう? もし納得出来ないとしてこちらからの条件を蹴った場合は、最悪私達とプラントの両方を相手に戦う事になってしまう」
「だろうな。何とか条件をもう少し緩くしようと交渉してくるのが精一杯だと思う」

 そもそも戦勝国である俺達にしてみれば、より強固な条件を付けても構わないのだ。連合軍側としてもプラント側としても自分達が一種の敗戦国であるというのを承知している以上は強気には出てこられないと見るべきだろう。

「そう言えば、ディアッカやイザークはどうしたんだ? 一緒に住んでいるんだろう?」

 カガリの側にいるアスランへと声を掛ける。
 アスラン、ディアッカ、イザークの3人は現在オーブで共同生活を営んでいる。3人の元ザフト兵を監視する為となってはいるが、その監視責任者がカガリであるというのを考えるとあくまでも名目上の物だろう。ラクスを含むエターナル一行はプラントに戻っているのだが、アスランはカガリとの関係で。イザークは母親からオーブに滞在するように言われて。ディアッカはそのイザークに付き合う形となっている。

「ディアッカもイザークも、今日はオーブ兵と一緒にMSの訓練をしています」
「……バスターもデュエルもオーブに返却しただろう?」

 そう、当然と言うべきだがヤキン・ドゥーエでの戦いが終わってこのオーブに戻って来た後はモルゲンレーテがバスターとデュエルを持っていったのだ。激戦を繰り広げてきた機体という事もあり、データ取りに最適らしい。
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