機動戦士ガンダムSEED
0237話
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セイヴァーよりは大型になる可能性があるわよ?」
個人的には大型の機体……というよりも、スーパー系は余り好みじゃないんだがな。そもそも、動力炉の出力が同じなら小型の方が機動力に関しては完全に上になるしな。
「その辺はレモンに任せるしかないが、俺の戦闘スタイル的に特機系統は好ましくない。出来るだけPTサイズに収まるようにしてくれると助かる」
「難しい事を言ってくれるわね……でもまぁ、恋人の頼みくらい聞いてあげないと女の意地が廃るわね。マリューもそう思うでしょう?」
「そうね。難しい注文だけど新しく学べる技術もあるし、技術者冥利に尽きるわ。私も問題無しよ」
「悪いな。それで2つ目だが新機体にはシャドウミラーの機体上ASRSが標準装備されるだろうが、追加でミラージュコロイドも使えるようにして欲しい」
「ミラージュコロイドって、アクセルがこの世界に来た時に使っていたブリッツとかいう機体の?」
レモンの言葉に頷く。
「ああ、特殊任務用として設計された機体だ」
「でもなんでまた? ASRSがあれば十分じゃないの?」
「移動時に関して言えば確かにASRSがあれば十分だろう。ミラージュコロイドのように水面近くで使えなくなる、なんて事も無いしな。だが、ASRSはその性質上攻撃する時に展開出来ない」
あらゆる面でミラージュコロイドに勝っているASRSだが、攻撃時に展開出来ないという一点でミラージュコロイドの有用性は非常に高い。
「つまり、移動時にはASRSを。戦闘時にはミラージュコロイドを使うという事ね?」
「そうなるな」
「でも、いいのかしら? 終戦協定でミラージュコロイドの軍事的利用を禁止するって文章があったけど」
マリューのその言葉に、口元にニヤリとした笑みが浮かぶ。
「マリュー、その文章は正確には『連合、プラント共にミラージュコロイドの軍事的利用を禁止する』だ。つまり、ミラージュコロイドの軍事的利用の禁止に俺達シャドウミラーやオーブは入っていない」
「そう言えばそうね。なら問題ないの……かしら?」
「そうなるな。ブリッツで問題だったエネルギー消費量の問題でミラージュコロイドとPS装甲の同時展開が不可能という点にしたって、新機体なら全く問題無いだろうし。……だろう?」
そうレモンへと視線を向けると、笑みを浮かべて頷く。
「ええ。時流エンジンにしろ、プラズマジェネレーターにしろ、グロウセイヴァーを製造した時に比べると格段に進歩しているしね」
よし。取りあえずASRSとミラージュコロイド両方を搭載するのに問題はないようだな。
「そして3つ目。これは武装関係になるが、現在のファントムはレーザー攻撃を反射できるようになっているが、これをビーム系の攻撃も反射可能に出来ないか?」
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