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転生とらぶる
機動戦士ガンダムSEED
0237話
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1つしかないわ。アクセルの能力に対応出来る新型機を造る事ね。そしてその機体は出来ればグロウセイヴァーのように既存の機体をカスタム化するのではなく、設計段階からアクセルの能力に対応出来るようにしていく必要があるわ。正真正銘のカスタム機。オンリーワンという訳ね」

 レモンの言葉にマリューも頷く。

「そうね。アクセルの能力を考えると、その辺の機体ではすぐにまた機体がアクセルに付いていけなくなるわ」

 2人の説明を聞き、一瞬精神コマンドの連発が原因か? とも思ったのだが、以前技術班と共に行った実験で精神コマンドを使用しても機体に悪影響がないというのは証明されている。……さすが転生特典といった所か。

「一から設計するとして、完成にはどのくらい掛かる?」

 俺のその質問に、数秒考え……

「そう、ね。正確な所までは分からないけど、3ヶ月や4ヶ月程度は考えておいて頂戴。どうせなら最高級の性能を持った機体に仕上げたいしね。グロウセイヴァーを完成させてから今まで培ってきた技術を全て注ぎ込んだ機体を造ってみせるわ」
「私もストライクやブリッツで培った技術を……と言いたい所なんだけど、シャドウミラーの技術を考えると、こちらの世界の最新技術でも時代遅れに近いのよね」
「そうでもないわ。アクセルが全力を発揮すると一番ダメージが大きいのが間接部分だから、機体の骨組み自体をPS装甲にすればいいのよ」

 骨組みをPS装甲? それを聞いて後期GAT-Xシリーズの機体を思い出す。
 確か後期GAT-Xシリーズの機体はTP装甲という、PS装甲を進化させた物を使っていた筈だ。
 連合軍に対する賠償でその技術を……と思ったのだが、よく考えてみるとTP装甲というのはダメージを受けた時に瞬間的にPS装甲を展開するという、いわゆるPS装甲の燃費を向上させた物だ。核融合ジェネレーターよりも進んだ技術であるプラズマジェネレーターや時流エンジンを使える俺達シャドウミラーにとっては咄嗟にPS装甲が展開されるTP装甲よりも、常時展開しているPS装甲の方がより有用だろう。
 ……スパロボの世界ではTP装甲が展開する瞬間に併せて攻撃を当ててくる相手とか普通にいそうだしな。スパロボの世界ではなくても、これからそういう敵と戦う可能性を考えると、より確実性の高いPS装甲がありがたい。
 そんな風に考えている間にも、レモンとマリュー、そしてコーネリアの間で話は進んでいたらしく、レモンが俺へと尋ねてくる。

「アクセル、他に何か希望はある?」
「そうだな、まずは何と言っても機体の追従性だ。その辺をどうする?」

 そもそも、それが原因で今回の新機体製造という流れになっただけにそこが一番気になる所だ。いざ新機体を製造したとしても俺の反応に付いて来れないようでは結局機体に
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