第1章
旧校舎のディアボロス
第9話 イッセーの野望と明日夏の実力
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「ウオオォォォオオオオッ!!!!」
俺は深夜、チャリをを全力で漕いでいた。理由は簡単だ、チラシ配りだ。転生したての悪魔はみんなやっているらしい。
俺はもう悪魔になった事にたいして悩んでいない。なぜなら、悪魔なら俺の野望を果たせるかもしれないからだ!
転生悪魔でもやり方次第では爵位を持つ事ができるらしい。そして、爵位があれば眷属を持つことができる。つまり、眷属をみんな美女、美少女にすれば夢のハーレムを作れるのだ!
サイコーじゃないか!悪魔サイコー!
道のりは長いかもしれないが俺はやってやるぜ!
「ハーレム王に俺はなるッ!!」
俺は高々と宣言する。
ー○●○ー
俺はオカ研の部室で片腕立て伏せをやっていた。
ちなみに読書をしている千秋を背中に乗せた状態でだ。
「9981、9982、9983」
「よく鍛練しているわね」
「まあ、9984、基礎体力は高いに越したことはないですからね」
俺は腕立てをしながら答える。
俺達は正式にオカルト研究部(略してオカ研)に入部した。
「……貴女はやらないの?」
塔城が千秋にそう聞くと、千秋は本で顔を隠す。
「イッセーに、9990、汗臭い、9991、自分を見せたくないらしい」
そう、千秋は普段は鍛練をやるがイッセーがいる時は絶対にやらない。まあ、乙女心と言うやつだろう。
「あらあら、千秋ちゃんは可愛いですわね」
「ふふ、早速、イッセーのハーレムの要員ができそうね」
部長と副部長のちょっとしたからかいに言葉に千秋は顔を赤くした。
「9999、10000、ふうぅ……」
「お疲れさまです」
副部長がタオルとスポーツ飲料を渡してくれた。
「ありがとうございます」
俺はタオルで汗を拭き、スポーツ飲料を口にする。
「チラシ配り終わりましたぁ」
イッセーがチラシ配りから帰ってきた。
「イッセー兄、お疲れ」
千秋がイッセーにタオルとスポーツ飲料を渡した。
「ありがとう、千秋」
これが今の所の俺達の活動風景だ。俺は鍛練、イッセーはチラシ配り、千秋は俺の鍛練の手伝いとチラシ配りから帰ってきたイッセーにタオルとスポーツ飲料を渡す事だ。
ー○●○ー
帰り道、イッセーが聞いてきた。
「二人ともこんな夜遅くまで大丈夫なのか?」
「『賞金稼ぎ』になれば昼夜問わずだってあるんだ。この程度なら大した事は無い」
「……大変なんだな」
「実力が伴うが、稼ぎは良い方だからな。それに……兄貴や姉貴に頼りっぱなしなのも悪いしな……」
「……冬夜さんと千春さんは小さい頃からやっているんだよな?」
「……ああ。兄貴は十
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