第三十四話 カストロプ公
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も税収は期待できる」
「……」
反論出来ずにいるカストロプ公にブラウンシュバイク公が優しく微笑んだ。
「なによりカストロプ公爵家は廃絶となったのです。公爵家の私財は全て帝国政府に接収されます。随分と貯め込んでいるのでしょう? 税収の不足等という事は無いと思いますよ」
「……」
無言で立ち尽くすカストロプ公にリヒテンラーデ侯が追い打ちをかけた。
「御苦労だった、カストロプ公。卿が生きて果たす役目はもう無い。安らかにヴァルハラに行くがよい、それが卿が帝国に対して出来る唯一の善行だ」
皆が凍り付く中、カストロプ公が呻き声を上げて蹲った……。
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