第四章 空白期編
第百五話 『誘拐されるツルギ。激怒する一同』
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、士郎もね」
………………
……………
…………
士郎がまず解析をかけて中に侵入していく。
「やはりこういう時には士郎の解析は便利だな…」
「そうだな、志貴」
志貴とザフィーラがそう話す。
「ある意味解析魔術は超絶技だな。前に無限書庫の貴重な書物の探索にも役に立ったのだろう?」
「はいです。ご主人様はこの魔術が一番才能ありますからねぇ〜」
シグナムとキャスターがそう話している。
「ほら、みんな。無駄口をたたいていないでさっさとヴィータとツルギを救出するぞ。居場所も判明しているところだしな」
そんな時に各所から爆発音が響いてくる。
どうやらシホ達が派手に暴れているのだろう。
実にいい音がしてくる。
そんな時に士郎達の目の前から何人もの黒いスーツの男が現れる。
「なんだてめーらぁ!?」
「貴様たちこそ倒させてもらうぞ。私の息子をさらった事、心の底から後悔させてやる…!」
士郎はその顔の口元に弧が描かれてまるでワラキアのごとく阿修羅の表情で一瞬で男共と肉迫し浸透勁を食らわせていき吹き飛ばしていく。
さらには首の骨を折る一歩手前の手刀をかまして他の四人が動く前に全員を片付けてしまった。
「…士郎だけでも十分だったかもな…」
「ああ。父親は強し、だな…」
そんな事を施設の中を壊滅させていきながら進んでいくとヴィータの声が聞こえてきたので強化魔術で錠を劣化させ破壊し中に入る。
「ヴィータ! 無事か!?」
「あ、士郎にみんなか。遅かったな」
そこには何人もの男共がグラーフアイゼンによって沈んでいる光景が映された。
「ヴィータ。こいつらは…?」
シグナムの問いかけにヴィータは苦い表情になりながら、
「あたしにいやらしい目つきをして襲いかかろうとしてきやがったから捕まっているのに嫌気が差して倒しちまった。キモいぜ、こいつら…」
「そ、そうか。それでツルギは今どこに…?」
「ああ、大丈夫だ。今はそこの物陰に隠してあるからな」
それで士郎が向かうとそこにはすやすやと眠っている無事の姿のツルギがいた。
「よかった…。ツルギ…」
士郎はツルギを抱きしめた。
感動の再会である。
だがそこにヴィータにやられた男どもの一人がゆらっと立ち上がりその手にナイフを出して士郎を襲おうとする。
それに全員は気づいたが、間に合わないと思った矢先だった。
「ぎゃあああああ!?」
そいつは突如として炎で体が燃え上がり、次には電撃が体を伝わり痺れて、風が起こり切り刻まれ、最後には体が凍りついていた。そして男はそのまま気絶した。
「…は? キャスター、さすがにこれはオーバーではないか?」
「え…? 私ではありませんよ|
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